Home » サムスン、映像会社へ資金援助 360度コンテンツの充実ねらう


活用事例 2018.04.25

サムスン、映像会社へ資金援助 360度コンテンツの充実ねらう

サムスンは新たな取り組みとして「Pilot Season(パイロット・シーズン)」を開始しました。360度動画制作業界を盛り上げ、自社向けのコンテンツを作るため、インディーの映像制作会社に資金援助を行います。本取り組みにより、同社が提供するVR動画配信サービス「Samsung VR Video service」にオリジナルコンテンツを増やすことを狙います。

360度カメラ「360 Round」の活用

[ads]

「パイロット・シーズン」に参加する制作会社は、サムスンの新型360度カメラ「360 Round」を使用できます。360 Roundは価格1万ドル(約108万円)超のハイスペックな360度カメラです。4K×4K画質の3D映像を撮影可能で、ライブ配信にも対応しています。またプロ仕様ながら2キロ弱と軽量化が図られ、カメラ、レンズ共に耐水、防塵加工が施されています。

https://www.moguravr.com/samsung-360-round/

「パイロット・シーズン」参加スタジオの作品を視聴するには、Gear VRを使って「Samsung VR Video Service」へアクセスしましょう。「Featured」の欄から見ることができます。

以下、それぞれ視聴できる作品を紹介します。

&Design

科学、テクノロジー、人類学に関わる「デザイン」を表現しています。視聴者を世界中の旅へといざない、様々な出来事の背景にいるアーティストや、ストーリーを明らかにします。


(制作:Sibling Rivalry、Curious Octopus)

Bro Bots

近未来のニューヨークを舞台にしたSFコメディ。人間のように話し、歩くロボットたちが巻き起こす愉快なストーリーです。


(制作:Breaking Fourth)

The Interpretation of Dreams

1899年シグムンド・フロイトが出版した「The Interpretation of Dreams(邦題:夢判断)」。全世界に衝撃を与え、人々の夢や無意識に対する理解を変えたこの書籍を元にしたコンテンツです。フロイトの提示したケーススタディをVRで映像化しています。

(制作:Graham Sack & Sensorium)

Lightcatcher

時は2150年、地球は進化し、人類の足跡は消し去られようとしています。残された道は2つ、とどまるか、離れるか。Lightcatcherは地球の周りを舞台とした、アドベンチャーあり、ロマンスあり、SFありの長い旅の物語です。


(制作:Occupied VR、RSA VR)

Sam’s Surreal Gems

VRコンテンツによくある、未来を描いたファンタジー映画とは正反対のものです。むしろ、ありふれた日常に隠れた面白さ、素晴らしさの可能性を賛美するストーリーになっています。


(制作:RSA VR、Hey Wonderful)

Voyages – Pilot

人が生まれ、死ぬまでの壮大な旅へと視聴者を案内します。誕生し、成長し、老いて、死ぬ、その時どう感じるかを体験します。


(制作:Kaleidoscope)

(参考)Road to VR
Mogura VRはRoad to VRのパートナーメディアです。


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード