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活用事例 2018.04.17

クアルコム、5.7K画質のコンシューマー向け360度カメラモデルを発表

半導体メーカーのクアルコムは、360度カメラのリファレンスデザインを発表しました。同社の新型チップQCS605を搭載し、カメラ搭載のスティッチングで最大4K/60fps、5.7K/30fpsの動画解像度を実現しています。

このカメラは「クアルコムVR360」と仮の名称がつけられており、中国のAltek社と共同で制作されました。外見はリコーのThetaによく似ています。

製品のリリースはまだですが、内蔵されているスティッチング機能で最大4K/60fps、5.7K/30fpsの解像度が実現されるのは、コンシューマー向けの360度カメラとしては初となります。発表時点で解像度5.7K/30fpsのコンシューマー向け360度カメラは、「Garmin Virb 360」とYi Technology社の「Yi 360 VR」だけです。さらにいずれも4K画質/60fpsは実現していません。

なお、4K画質/60fpsのコンシューマー向け360度カメラにはHumanEyes Technologiesの「Vuze」や「Vuze+」が挙げられます。ただしこれまでに挙げたいずれも、最大解像度でのインカメラスティッチングはサポートしていません。

価格などの詳細は不明ですが、新型チップ搭載製品の登場が待ち望まれます。

(参考)360 Rumors


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