クアルコム(Qualcomm Technologies)とベルギーを拠点とするVoxelSensorsは、XRデバイス向けの3Dセンシング技術で協業することを発表しました。VoxelSensorsの有する独自技術「SPAES」をクアルコムの「Snapdragon AR2 Gen 1」プラットフォームに統合し、次世代XRデバイスの性能向上を図ります。
「SPAES」は、省電力性と低遅延が特徴の3Dセンシング技術です。XRデバイスの消費電力を最大で10分の1に抑えつつ、応答の遅延も低減すると見込まれています。さらに照明条件が変化しても安定した動作が可能とされています。
こうした技術によって、デバイスの小型化や軽量化に繋がり、終日使用できるARグラスの実現に近づきます。深度センサーの精度向上は「Physical AI」と呼ばれる概念の実現にもつながります。Physical AIは、AIが人の視点で現実世界の環境や行動を理解するようになります。
VoxelSensorsは、高度なセンシング技術の開発に取り組んでいるベルギーのディープテックスタートアップです。効率性と拡張性を重視し、よりスマートでパーソナルなインサイトに必要なコンテキストデータをAIに提供することを目指しています。
両社の取り組みは、長時間利用できるARグラスの普及につながると期待されています。新たなソリューションは2025年12月までに一部の顧客やパートナーに提供される予定です。
(参考)Auganix、VoxelSensors
