株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント（以下、SIE）が2016年10月から販売しているPlayStation 4用VRヘッドセットPlayStation VR（以下、PSVR）の世界販売台数が、2019年3月3日時点で、420万台を突破したことが判明しました。
この情報は2019年3月25日に、PlayStation.Blogで公表されました。SIEは2018年8月、PSVRの世界販売台数を300万台と発表しています。
販売台数を公表している数少ない企業
PlayStation VR（以下、PSVR）は、2016年10月13日にSIEから発売された、PlayStation 4専用のVRヘッドセットです。2016年の発売以来、国内向けのPSVR対応/専用ゲーム・アプリは、100本を超えています。VRゲームアプリでは、VR向けに開発されたオリジナルタイトルから、作品の登場人物になるような体験ができる版権タイトルなど多数リリースされています。PSVRの販売価格は、34,980円（税抜）です。
SIEは、自社のVRヘッドセットの販売台数を詳細に公表している数少ない企業の1つです。Oculus Riftなどを販売するFacebookは、講演などで売上の程度に触れつつも、具体的な販売台数は公表していません。
PC向けVRヘッドセットの売り上げを超えた？
2019年1月、半導体メーカーNVIDIAの最高経営責任者（CEO）Jensen Huang氏が、PC向けVRヘッドセットの全機種の世界販売台数を400万台と発言しました。同氏によるとこの数値は調査会社のデータに基づいた数値であるとのこと。Huang氏の発言と今回発表されたPSVRの売り上げを比較した場合、PSVRは単独でPC向けVRヘッドセットの世界販売台数を上回ったこととなります。
