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テック 2018.04.27

8K解像度VRのPimax、指も使える新デザインのコントローラー発表

中国のデバイスメーカーPimaxは、同社の次世代ヘッドセットに向けた新デザインのコントローラーを発表しました。この製品はValve社のコントローラー「Knuckles」をベースとしています。Knucklesと同様に、手に固定して装着し、手を開いた状態で使用できるようなデザインになっています。

Pimaxは、8K解像度のVRヘッドセット「Pimax 8K」の開発を行うデバイスメーカーです。このヘッドセット開発に当たり、クラウドファンディングのKickstarterで420万ドル(約4億5,800万円)という莫大な資金調達に成功しました。またシリーズAラウンドでは1,500万ドル(約16.3億万円)近くの資金調達を行い、デバイスの開発を進めています。

身体の延長のように感じる自然な設計

今回のコントローラー開発で、Pimaxは何度もデザインの変更を行いました。コントローラーがあることを忘れるくらい自然に操作できるよう、コンパクトで、かつしっかりと装着できるよう工夫を重ねたとのこと。

Knucklesと同じように、このコントローラーは静電容量式センサーを備え、5本の指のトラッキングを行います。またSteamVR1.0/2.0のトラッキングに対応予定ということです。

さらにPimaxによれば、コントローラーのボタンは「コントローラーが自分の身体の延長に感じるくらい、自然に適切な指で押さえられる」ように設計されているとのこと。現在も、トラックパッドを搭載したモデルと、スティック操作型のモデルの両方の製品化を検討しています。

ヘッドセット出荷は依然未定

コントローラーが発表された一方、VRヘッドセットであるPimax 8Kの出荷は依然遅れており、完成品に近い製品の出荷が5月を予定、その後の量産品の出荷は未定となっています。

(参考)Road to VR
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