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業界動向 2021.04.02

中国PicoがVRコンテンツ開発を支援する「Pico Studios」設立、アジア地域への展開サポート

中国のVRヘッドセットメーカーPico Technologyは、新たにパブリッシング部門「Pico Studios」を設立しました。アジア地域へのコンシューマ向けVRコンテンツ展開を行い、開発者をサポートします。

Pico Studiosは「世界中の開発者による高品質なVRゲームをアジア地域に届ける」ことをミッションに掲げています。他プラットフォーム向けに開発されたタイトルの移植サポート、開発機の貸し出し、各言語への翻訳支援、資金面での援助などを行います。

Pico Studiosは既に400本以上のタイトルを市場に展開しており、今後は6DoF対応タイトルの開拓に注力するとのこと。開発者から6DoFコンテンツを募集しており、審査を通過したコンテンツは日本・韓国・中国の市場への展開を行います。

一体型VRヘッドセット開発を中心に展開

Pico Technology社は2015年4月に設立された、中国のVRヘッドセットメーカーです。一体型VRヘッドセットを中心に展開し、2019年に両目4Kの解像度の「Pico G2 4K」を発売。2020年には6DoF対応の「Pico Neo 2」、またアイトラッキングを搭載した「Pico Neo 2 Eye」を発売しました。日本国内では、主にイベントや法人向けトレーニング用途等で利用されています。

なお、Picoは2021年3月に約40億円の資金調達を実施しており、調達資金の一部はPico Studiosに充てられるとのこと。

(参考)Pico Technology Japan 株式会社 プレスリリース


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