VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」の発案者であり、Oculus社の創設者であるパルマー・ラッキー氏が、VR/ARに特化したインキュベーションプログラムを実施するTokyo VR Startups株式会社(TVS)のメンターに就任したと発表されました。
TVSは株式会社gumiの子会社です。パルマー氏は合わせて、同じくプログラムを実施するフィンランドのNordic VR Startups(NVS)および 韓国Seoul VR Startups(SVS)のメンターにも就任しています。
TVSのプログラムにおいては、参加者向けにアドバイスを行うメンターとして既に企業や大学など様々な分野のエキスパートが参加しています。その中の新たなメンターとしてパルマー氏が加わることになります。
同社のプログラム参加者は6ヶ月間のプログラム期間中、VR/AR プロダクト・サービスのプロトタイプ開発を行います。TVSでは2017年6月より第3期プログラムを開始、SVSでは2017年7月より第2期プログラムを開始、NVSでは2017年7月より第1期プログラムを開始しており、いずれも2017年12月に成果発表の場であるDemo Dayを開催予定です。
パルマー・ラッキー氏は、19歳でOculus社を創設し、VRヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」のコンセプトと設計に携わるなど、VR領域における様々な知見を有しています。同氏は2017年3月にOculus社および同社親会社であるFacebook社を退職しています。
また同氏は9月23日に千葉・幕張で行われる「東京ゲームショウ2017」のHTC社ブースにて行われる「VRの今がわかる! クリエイターズトークショー@TGS2017 VIVEブース」にも登壇します。『Mikulus』など様々なVR制作を手がける開発者である近藤義仁(GOROman)氏と共に登壇を行います。
(参考)
Tokyo VR Startups株式会社 公式サイト
http://tokyovrstartups.com/wp-content/uploads/2017/09/TokyoVRStartups_PressRelease_0921.pdf