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AI 2026.05.22

最大4人同時参加のAI生成ゲームエンジン「Agora-1」公開、リアルタイムにプレイヤーの位置を管理

AIスタートアップのOdysseyは2026年5月18日、マルチエージェント対応のワールドモデル「Agora-1」を公開しました。最大4人のプレイヤーが同一のAI生成空間でリアルタイムに対戦できる仕様で、人間とAIの両方が参加できます。

Agora-1の技術的な特徴は、シミュレーションとレンダリングを切り離した設計にあります。デモにはNINTENDO64専用ゲーム『ゴールデンアイ 007』のデータが学習に使用されています。

従来のワールドモデルでは、単一のモデルがシミュレーションと描画を同時に担っていましたが、Agora-1はこの2つを分離しました。これにより、複数のプレイヤーが異なる視点から同じ世界を一貫した形で体験可能に。共有されるゲームの状態には、プレイヤーの位置や体力などが含まれており、Agora-1はその状態をリアルタイムで管理しながら各プレイヤーに映像を配信します。


こうした設計は、ゲームにとどまらない幅広い応用が期待されます。複数のAIエージェントが同じ空間で相互作用することで、単一エージェントでは得られなかった学習データを強化学習に活用できます。ロボットの協調作業シミュレーションなど、現実世界への応用も視野に入れています。

Odysseyは2026年2月、NVIDIAのベンチャー部門であるNVenturesとSamsung Nextからの出資を発表しています。同社はDeepMindやOpenAI、Teslaなど複数の企業出身の研究者で構成されています。

実際に触ってみた

実際にデモを試してみました。
公開URLにアクセスすると、レトロゲーム風のタイトル画面が表示されます。「PRESS HOME TO START」の文字が出ており、開発チームのドット絵がスライドショー形式で流れています。

操作はマウスとキーボードで行い、WASDキーと矢印キー、スペースキーが使えます。スタートボタンを押すと名前入力画面に移り、「Join Game」を選択すると最大4人でのマッチングが自動で始まります。


ゲームが始まると白い壁に囲まれたFPS視点の画面が表示され、対戦が進行します。一般的なマルチプレイゲームと同様、空間に複数の参加者が同時に入り込み、それぞれの視点でゲームが展開される仕組みです。


左下にはマップが表示されており、Spaceキーで打つことができます。

倒されるとすぐにゲームのリスタートが始まります。

対戦終了後はリザルト画面でキル数やスコアが確認できます。ゲームとしてはシンプルな体験ですが、その裏側で動作する技術を考えると、今後の発展が楽しみです。

Agora-1のデモは、ウェブブラウザから誰でも無料でプレイできます。
https://agora.odyssey.ml/

参考

Odyssey 「Agora-1: The Multi-Agent World Model」
Odyssey 「Odyssey Announces Investment from NVentures and Samsung Next」

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