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Meta Quest 2020.03.18

【Oculus Quest】新アップデートが発表、ホーム画面の刷新や複数ウィンドウ対応へ

2020年3月16日、Oculusは公式ブログで一体型VRヘッドセット「Oculus Quest(オキュラス クエスト)」の次期ソフトウェア・アップデートの詳細を発表しました。

今回のアップデートには、ホーム画面の大規模な刷新を含む、様々な新要素が含まれます。これらの機能は“設定”の“テスト機能”から有効化できるようになるとのこと。アップデートは、2020年3月後半から配信される予定です。

新ホーム画面

Oculusは、新たなホーム画面を“各種情報を整理し、使用頻度の高いアプリへのアクセスを容易にする(デザイン)”と説明しています。公開された画像からは、現在のホーム画面と比べてメニューバーが整頓されサイズも小さくなっていることや、ヘッドセット本体のバッテリー残量が“%表示”から変更されているのが確認できます。

Oculusによれば、最近使用したアプリや使用頻度が高いアプリを、中央付近に表示する機能も導入されるとのこと。

アプリ内からホームメニューを操作可能に

次期アップデート適用後は、ゲームなど各種VRアプリを使用中でも、Oculus Quest(Quest)のホームメニュー(画面)が操作可能になります。これまではホームメニューの操作を行いたい場合、アプリを中断してホーム画面に戻る必要がありました。Oculusは、この変更によってフレンド申請や撮影、ライブ配信機能をシームレスに使用できるようになるとしています。

ホームメニューへの直接アクセス機能は、「Oculus Browser」にまず実装され、その後各デベロッパーの作業によって、その他のアプリに導入されていく予定です。Oculusによれば、実装からある程度の時間が経過した後には、(アプリを使用中に)いつでもホームメニューを使用できるようになるとのこと。

Oculus Browserが”複窓”対応

アップデートに伴い、これまで1つのウィンドウのみが表示可能だった「Oculus Browser」に、マルチウィンドウ機能が実装されます。マルチウィンドウ機能は、その他のアプリ(システム)にも導入予定で、Oculusは一例として「チャット(Chats)」やストア画面への導入を例示しています。

開発者向けの告知も

OculusはQuestのソフトウェア・アップデートと同時に、開発者向けの告知も行っています。発表によれば、3月末には開発者向けのプロトタイプ「OpenXR」が配信されるほか、デベロッパーダッシュボードに新たなオプション「Add-ons」が追加され、ダウンロードコンテンツ(DLC)とゲーム内課金をひとつの項目から統一管理できるとのこと。

Oculusは「Add-ons」を、開発者がより追加コンテンツの開発を容易に行え、ユーザーが同コンテンツの検索や購入をダイレクトに行える機能と説明しています。

(参考)Oculus 公式ブログ


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