Metaは、Meta Quest向けのシステムソフトウェア「Horizon OS 2.9」(v209)の配信をPTCで始めました。PTCは製品版に先行して新機能を試せるベータ版の配信チャンネルです。今回の更新では、2Dウィンドウ管理の刷新や、過去のホーム環境の復活などが実施されています。なお、PTCの内容がそのまま製品版へ反映されるとは限りません。
2Dウィンドウ管理を刷新

(Horizon OS 2.7のウィンドウマネージャのプレリリース版)
社内でDisplay Evoと呼ばれる新しい仕組みは、従来のドックを廃止します。2Dウィンドウは利用者の周囲へ空間的に開き、端同士を近づけるだけでグループにまとまります。カードの束をめくる感覚で切り替えるStackも用意されました。クイック設定からはWindow Managerを開けます。開いているウィンドウを一覧し、前面に呼び出したり、個別または一括で閉じたりする機能です。コントロールバーの設計も改変され、手でつかむための専用ハンドルと機能ボタンが分かれています。単独のAnchorは姿を消し、代わりに壁などの垂直面へウィンドウを自動で吸着させるMagnetismへ一本化されています。
旧ホーム環境が復活
ホーム画面にはClassic Environmentsが加わりました。Metaは2025年8月のv81で、長年提供してきたバーチャル環境を一斉に廃止しています。代わりに用意されたのがLoftという一つの空間でしたが、既存ユーザーから不満の声も上がっていました。新しいサブメニューはホームエディターから開けます。現時点で選べるのはDesert TerraceとSpace Stationの2つです。いずれもHorizon Engineへ移植され、Loftと同じ自由な移動に対応します。データマイナーのNoriは、ほかの環境も開発が進んでいる痕跡を見つけました。
QRコードスキャナーを追加
Quest 3と3Sには、システム標準のQRコードスキャナーが加わりました。カメラアプリのカメラバーから起動できます。設定のクイックコントロールにタイルとして並べる方法もあります。ただし没入型アプリとして動くため、パススルー表示の2Dウィンドウと並べては使えません。VRChatなどのアプリ内に表示されたQRコードの読み取りにも非対応です。
その他の変更点
机などの平面を仮想キーボードに変えるSurface Keyboard and Touchpadは、UIが簡素になりました。
境界設定を途中で中断した場合は、以前の境界へ戻る挙動に変わっています。
Touchコントローラーの診断手順も設定から呼び出せます。検索欄から設定項目を直接変更する機能は、オフラインでも動作します。寝たまま利用する機能は、実験的項目から正式な機能へ移りました。
なお、PTC版(公開テストチャンネル)を実際に試すには、事前の登録が必要となります。詳細は下記を確認ください。
https://www.meta.com/ja-jp/help/quest/1459445231070050/?srsltid=AfmBOooCoYfPJSagHGn2MjefuN3bAEKvtbnk-QqGwOp1bvzWcJrQWC6u
参考
https://www.uploadvr.com/quests-latest-ptc-overhauls-window-management-brings-back-classic-home-environments/
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