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Meta Quest 2019.10.25

VRで大切な“IPD”、Oculus Questは調整用ゲージ表示を検討中

Oculus Questの本体下部にはIPD(瞳孔間距離)を調整するためのスライダーがあり、レンズ間の距離を変更することで映像を見やすく調整できます。ただし、「レンズ間の距離がどれくらいなのか」を正しく知る方法は今のところなく、ユーザーは感覚的に「このあたりが正しいだろう」という位置に合わせることしかできません。

一方でOculus QuestにはIPD設定を測る機能がすでに搭載されており、今後のソフトウェアアップデートで、この測定数値などがユーザーも見れるようになる可能性が出てきました。

ソフトウェアのアップデートで性能は日々向上

2019年5月にOculus Questが発売されてからまだ数か月ですが、ソフトウェアのアップデートによりさまざまな改善が加えられています。最近では例えばパススルー+の実装により、ヘッドセット外の視界表示がより正確になり、ロード時間も短くなりました。また、PCと接続できるようになる「Oculus Link」や、ハンドトラッキング機能の実装などがアナウンスされています。

これに加え、将来的にはIPDインジケータが追加され、レンズの位置調整がより簡単になり、画面を見やすく設定できるようになる可能性があります。

レンズ間の距離をミリ単位で表示

9月に開催されたOculus Connect 6でのデモでは、IPDの幅をミリ単位で指定する小さなポップアップが表示。本体のIPDスライダーを動かすことでレンズ間の距離を簡単に調整できるようになっていました。

このような表示はIPD調整機能を持つヘッドセットでは一般的ですが、現在市販されているQuestにはまだありません。Road to VRはOculusの広報担当者に取材し、同社がこの機能の追加を検討していることを確認しています。

なお、クエストの分解写真を見ると、Quest本体のIPDスライダーには、レンズ間の距離を測定するためのパーツがすでに入っていることが見て取れます。

(参考)Road to VR
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