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活用事例 2023.02.15

地球のデジタルツインで気象予測精度向上、NVIDIAとロッキード・マーティンらが開発中

2022年11月、米国の防衛・宇宙航空企業ロッキード・マーティンとNVIDIAは、「地球環境のデジタルツイン」に取り組んでいることを発表しています。このデジタルツインでは、現在の地球や大気の状態、海面の水温等を監視し、異常気象や気象パターンを予測します。


(画像:NVIDIA)

大気をタイムリーにグローバルに可視化、天候・気象予測の精度向上

2社が開発する地球観測用のデジタルツインは、衛星および地上観測データを用いて、高解像度で正確、かつタイムリーな地球状況の描写を実現します。このデジタルツインは、米国海洋大気庁(NOAA)で異常気象を含む地球環境のモニタリングに活用され、気象予測の精度改善に役立てられます。

NVIDIAとロッキード・マーティンは、2023年9月までに、海面の水温変動に関するデータをこのデジタルツインに統合する見通しです。

森林火災対策でもデジタルツイン活用

過去にもロッキード・マーティンとNVIDIAは、AIとデジタルツインを用いて、森林火災対策に寄与しています。このデジタルツインでは、リアルタイムでスケーラブルなシミュレーション・プラットフォームを使用することで、森林火災をより適切に検出・予測・および抑制する方法を実証しています。

(参考)TOMORROW’S WORLD TODAYNVIDIA


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