株式会社博報堂DYホールディングスと株式会社MESONは、中国のスタートアップNreal Ltd.のMRデバイス「NrealLight」を用いた、ARコミュニケーションサービスの共同研究を開始します。NrealLightの開発者キットを活用し、コミュニケーションサービスのプロトタイプ開発と実証実験を行います。
実証実験では、AR空間内でコミュニケーションをとる街規模のビジョンベース型AR(※)のプロトタイプ開発を行います。都市の風景に重なったデジタルコンテンツの閲覧や投稿を複数ユーザーで行うことができ、ARが普及した新たなコミュニケーションツールが想定されています。
(※ ビジョンベース型AR:画像認識・空間認識技術を活用することで周囲の環境を解析し、情報の提示を行うARを指す)
未来のコミュニケーションサービスを探る共同研究
両社は2019年3月より、ARクラウド(※)が社会実装された未来のコミュニケーションサービスを探る取り組みを開始しています。 今後はこのサービスプロトタイプを基に、「2019年11月上旬を目処にさまざまな実証実験パートナーと連携しながら実証実験を進め、体験拡張時代に必要となるユースケース・UXの知見を両社で蓄積する」としています。
(※ARクラウド……現実世界のデジタルなコピーと、それに紐づいたデータをクラウド上で保持・提供する技術。「誰かが見ている、場所・空間に紐づいたバーチャルな情報を、他の人も見れる」という状態を作るのに必要。詳細な説明はこちらの記事にて)
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