米Leap Motion社(現Ultraleap社)が2018年に公開したARヘッドセットのオープンソースプロジェクト「Project North Star」。このプログラムを元に開発されたデバイスが米国から登場。クラウドファンディングで、最先端AR技術の普及を目指します。
オープンソースのARヘッドセット
「Project North Star」は、2018年4月にLeap Motion社が発表したARヘッドセットのプロトタイプです。片目1600×1440の高解像度、100度以上の広視野角に加えて広範囲でのハンドトラッキングを備え、注目されてきました。同年6月にはオープンソースで設計図を公開。100ドル未満でデバイスが実現すると謳いました。
Kickstarterで射出成形モデル実現へ
今回デバイスを開発したのは、米国のスタートアップCombine Realityです。同社のCR Deck Mk.1は「Project North Star」を元に、”先端のAR技術をより手に入れやすく”することを目指します。
同社は今後クラウドファンディングのKickstarterを行い、「(3Dプリンター加工でなく)射出成形バージョンのProject North Star」を実現すると表明しています。Twitterでは後継モデルのイメージ図も公開。詳細は未公開ながら、継続的にこのARヘッドセットに取り組む方針をうかがわせています。
Meet the CR Deck Mk.1. Your portable, open-source headset for AR development. Based on #ProjectNorthStar & built around @ultraleap 's advanced hand-tracking technology, with parts that are easily remixable with off-the-shelf components & modules. Coming soon to #Kickstarter. pic.twitter.com/xbgkQrlHKL
— CombineReality (@CombineReality) May 29, 2020
5月31日現在クラウドファンディングのスケジュールは発表されていませんが、Combine Realityは自身でデバイスを作成したいユーザー向けに「Project North Star」用のキットを販売しています。同社のヘッドセット詳細については、Kickstarterでの公開が待たれます。
(参考)Upload VR