人気ゲーム「ポケモンGO」を開発し、現在ハリーポッターのARゲームを制作中のナイアンティックは、コンテンツスタジオのSeismic Gamesを買収したと明らかにしました。この買収により、同社が進めるARプラットフォーム「リアル・ワールド・プラットフォーム」の開発を加速します。
「リアル・ワールド・プラットフォーム」の開発をサポート
Seismic Gamesは、レノボのVRヘッドセットMirage Soloの発売に合わせて配信された「BladeRunner Revelations」を開発したスタジオです。今回の買収について公式ブログの中で、ナイアンティックと「わくわくするような新しいプロジェクトを行います。ナイアンティックのコンテンツに深みを与え、『リアル・ワールド・プラットフォーム』の開発をサポートします」と記しています。
「リアル・ワールド・プラットフォーム」とは、ナイアンティックが先月発表した新しいARプラットフォームです。機械学習とコンピュータービジョンを組み合わせ、モバイル機器でリアルなAR体験を実現しようとしています。
デジタルの世界と現実世界を繋ぐ
ナイアンティックは声明で、「我々は最近、『リアル・ワールド・プラットフォーム』の一部を公開しました。今後Seismic Gamesが加わることで、我々の目指す、デジタルの世界と現実世界を繋ぐシステムの実現が加速するでしょう」と述べています。
今回の買収金額は公開されていません。Seismicはまた、「いくつかの新しいIPプロジェクト」を進めているとも明らかにしており、前述の「BladeRunner」のようなコンテンツがリリースされることが、期待されます。
ナイアンティックは今年2月にもAR開発企業のEscher Realityを買収しており、AR体験の深化に力を入れていることがうかがわれます。
（参考）Road to VR
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