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VTuber 2019.12.30

MoguLive編集部が選ぶ2019年の記事10選【VTuber編】

 2017年にブームを巻き起こして以来、なおも注目を集めているバーチャルYouTuber(VTuber)。「ネット流行語100 2019」では、バーチャルライバーグループ「にじさんじ」が1位に輝くなど、VTuber業界はますます活況を呈しています。
 
MoguLiveでは1年を通してVTuber関連の話題を数多く取り上げてきましたが、今回はその中から編集部オススメの記事をお届け。多くの読者に読まれた人気記事や読み応えのある特集記事を10本ピックアップしました。2019年に一体どんな“出来事”が起きていたのか、振り返っていきましょう。 

目次

1.みんな気になる?“バ美肉”するための方法
2.意外なきっかけで始まった「斗和キセキ」ブーム
3.感動と熱狂の「にじさんじ」ライブイベント
4.異彩のバーチャルシンガー・花譜の軌跡
5.現場スタッフが明かす「ガリベンガーV」の裏側
6.ファンの信頼に応える「ホロライブ」の戦略
7.VTuberになりたい人向けの便利アプリ
8.海外ではリアルアバターも話題に
9.茨城県がVTuber起用で大成功
10.業界を盛り上げる「にじさんじ」の快進撃
 

1.みんな気になる?“バ美肉”するための方法

バーチャル上で美少女になりきることを指す“バ美肉”は、業界でも屈指のホットワード。一度はチャレンジしてみたいと思う人が多いのか、「MoguLive」内では簡単な操作で“カワイイ声”を出せるPC向けソフト「バ美声」(β版)を紹介した記事が今年トップクラスに読まれていました。
 
「バ美声」は必要な機能を絞っている分、ボイチェンに慣れていない人にも分かりやすいインターフェイスになっているのが特徴。もう少し設定項目が多いソフトに挑戦したい人は、無料配布版も用意されている「Gachikoe!」をチェックしてみてはいかがでしょう。
 

2.意外なきっかけで始まった「斗和キセキ」ブーム

斗和キセキさんといえば、今年Twitter上で最も話題を呼んだVTuberの1人。彼女がバズったのは、背後に“謎の三角形”を背負っている姿が「機動戦士ガンダムSEED ASTRAYシリーズ」の「ガンダムアストレイ レッドフレーム改」に似ているというツイートが発端。こちらの記事では「レッドフレーム改」ネタが拡散していった経緯が、詳細にまとめられています。
 
その後、今年10月に放送された『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』の第4話に“謎の三角形”を連想させるモビルスーツが登場。斗和キセキさん本人もTwitterで反応し、またもや話題を呼んでいました。
 

3.感動と熱狂の「にじさんじ」ライブイベント

「にじさんじ」は今年に入り、樋口楓さんの1stライブ「KANA-DERO」を始めとして様々なリアルイベントを開催。中でも12月に開催された「Virtual to LIVE in 両国国技館 2019」は総勢15名のライバーが出演する大規模なライブで、ファンたちを熱狂の渦に巻き込んでいました。そんな熱量たっぷりのイベントを“にじさんじ初心者”の目線から紹介したのが、ライター・けいろーさんのレポート記事
 
10月に幕張メッセイベントホールで行われた「にじさんじ Music Festival~ Powered by DMM music~」のレポート記事でも、五十嵐アキトさんが女子ファンの目線からライブの感動ポイントを紹介しています。
 

4.異彩のバーチャルシンガー・花譜の軌跡

バーチャルシンガー・花譜さんにとって、2019年は運命的な1年となりました。高校受験による活動休止と復帰、1stワンマンライブ「不可解」の開催、そしてカンザキイオリなど多彩な才能が集結したクリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」の発足――わずか15歳のアーティストはいつもファンに衝撃を与えてきました。
 
こちらの記事では花譜さんが歌ってきた楽曲の魅力を分析しつつ、彼女の足跡を半年にわたって解説しています。また、もはや伝説のように語られつつある「不可解」のレポート記事も必見。ライブ中に繰り広げられた独創的なパフォーマンスの一端に触れられるでしょう。
 

5.現場スタッフが明かす「ガリベンガーV」の裏側

電脳少女シロさんとバイきんぐ・小峠英二さんが共演し、VTuberのテレビ番組として異例の成功を収めている「超人女子戦士 ガリベンガーV」。MoguLive編集部ではそんな人気番組の裏側に迫るため、“名物バーチャルAD”ブイ子さんにインタビューを敢行しました。インタビュー記事では収録現場の裏話や今後の展開など、現場視点での“番組への想い”が明かされています。
 

6.ファンの信頼に応える「ホロライブ」の戦略

ときのそらさんや白上フブキさんが所属するVTuber事務所「ホロライブ」は、今年の夏に3D水着配信を含む大型プロジェクト「ホロライブ・サマー2019」を展開しました。こちらのインタビュー記事では「ホロライブ」を運営するカバー株式会社のマーケティング本部/本部長に取材を行い、同プロジェクトが始まったきっかけなどを質問。さらにVTuberたちのマネジメント方針など、ファンが気になる内部事情についても掘り下げています。
 

7.VTuberになりたい人向けの便利アプリ

「VTuberになってみたい」という需要は強いようで、今年はスマホでVTuberを始められるアプリ「カスタムキャスト」を取り上げた記事が多くの人に読まれていました。記事内ではアプリを使用する利点の他、キャラメイクや配信を行う際の方法が分かりやすく解説されています。さらにPCで本格的な活動を始めたい人には、3Dアバターを手軽に制作できるアプリ「Vカツ」を紹介した記事も参考になるはず。
 

8.海外ではリアルアバターも話題に

6月20日、アメリカ・ロサンゼルスでVTuberならぬ“バーチャル女性モデル”が産声を上げました。詳細を伝えた記事によると、彼女の名前はDaisy Paige(デイジー・ペイジ)。一見生きた人間のように見えますが、実際には3DCGIで制作された架空の女性。SNSなどで影響力を行使するバーチャルインフルエンサーに当たる存在で、芸能事務所との独占契約も結んでいるようです。
 

9.茨城県がVTuberの起用で大成功

VTuber界の未来を考える上でも目を通しておきたいのが、茨城県公認VTuberの活動実績を紹介した記事。彼女は“茨ひより”という名前で、茨城県の魅力を国内外に発信するため動画投稿を行っています。4月19日に行われた知事定例記者会見によると、茨ひよりさんの登場で動画サイト「いばキラTV」のチャンネル登録者数は3倍以上のペースで増加し、広告換算額で2憶4,000万円ほどの効果が出たそう。地方創生のためにVTuberが有効活用された貴重な事例だと言えるでしょう。
 

10.業界を盛り上げる「にじさんじ」の快進撃

「にじさんじ」を運営するいちから株式会社は、2018年12月にVTuberの常設オーディションを開設。今年に入ると次々に新たなライバーがデビューしていき、現在では90名を超える大所帯に成長しました。その勢いは国内だけにとどまらず、インドネシア進出事業「NIJISANJI ID」など海外展開にも注目が集まっています。
 
また7月23日には、全国のローソンでライバーのコメントつきシールが封入された「にじさんじチョコ」が発売。AR機能によってシールからライバーの姿が立ち上がるユニークな仕様は「にじさんじ」ならではの遊び心と言えるかもしれません。
 
以上、VTuber関連のオススメ記事10選をご紹介。MoguLive編集部は2020年も日進月歩で進化を遂げていくバーチャルエンタメ業界を見守っていきます。

監修:MoguLive編集部
執筆:大沢雪乃


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