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業界動向 2022.09.07

2D図面や実物から3Dデータを作るサービスがスタート、AR/MR開発のホロラボとSB C&S共同で

9月7日、mixpace(ミクスペース)は「3Dスキャン・BIMデータ作成サービス」の提供を開始しました。本サービスでは2D図面からBIMデータを作成可能。またレーザースキャンやフォトグラメトリ等の技術を使用し、現実空間や、モノの「実物の3Dデータ化」も可能です。

「そもそも表示する3Dデータがない」問題から解決

mixpaceは、SB C&S株式会社ホロラボ社が共同開発した製造業・建設業向け可視化ソリューションサービス。mixpace独自のシステムで、3DCADやBIMで作成した設計データを自動でAR/MR表示用データへ変換できます。

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以前よりmixpaceは新機能追加や新デバイス対応の改良を続け、データ変換サービスを提供していましたが、「そもそもAR/MR表示させる、3DCADやBIMといった3Dデータが手元にない」という利用者の声に応え、新サービスを提供するに至ったとのこと。

2D図面からBIMデータ化

新たに提供された「3Dスキャン・BIMデータ作成サービス」では、元となる2DCADデータや紙の図面をスキャンしたデータなど、外形と寸法値がわかる図面情報と追加したい属性情報からBIMデータへの変換ができます。詳細度「LOD(Level of Detail)」について調整の上、オートデスク社「Revit」を使用しBIMデータを作成するとのことです。

完成したBIMデータは「.rvt / .ifc / .fbx」いずれかのファイル形式で納品。「.rvt」形式であればmixpaceの「属性情報表示機能」で入力した属性情報を見ることができます。

レーザースキャン・フォトグラメトリにより実空間や実物を3Dデータ化

新サービスでは、レーザースキャンまたはフォトグラメトリを用いた実空間や実物の3Dデータ化も可能です。どちらの方法でも、mixpaceで利用可能な「.fbx」形式にて納品されます。

レーザースキャンサービスは、レーザースキャナを用いた3次元測量を行い、実空間や実物の点群を取得します。その後、点群の位置合わせとノイズ除去を行います。テクスチャ付きのメッシュモデルに変換のうえ、モデルの整備や軽量化等の最適化処理を行います。

フォトグラメトリサービスは、カメラやドローンを使って実空間や実物の撮影をします。連続的に撮影した写真や動画から、フォトグラメトリ処理によりメッシュ化しテクスチャを生成。モデルの整備や軽量化等の最適化処理を施します。

問い合わせ、申し込みについて

サービス利用の申し込みを含めた問い合わせは下記の連絡先から。

【mixpaceへの問い合わせ先】
SB C&S お問合せフォーム

【3Dスキャン・BIMデータ作成サービスへの問い合わせ先】
mixpaceサポートデスクお問合せフォーム

(参考)プレスリリース


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