9月7日、mixpace(ミクスペース)は「3Dスキャン・BIMデータ作成サービス」の提供を開始しました。本サービスでは2D図面からBIMデータを作成可能。またレーザースキャンやフォトグラメトリ等の技術を使用し、現実空間や、モノの「実物の3Dデータ化」も可能です。
「そもそも表示する3Dデータがない」問題から解決
mixpaceは、SB C&S株式会社とホロラボ社が共同開発した製造業・建設業向け可視化ソリューションサービス。mixpace独自のシステムで、3DCADやBIMで作成した設計データを自動でAR/MR表示用データへ変換できます。
以前よりmixpaceは新機能追加や新デバイス対応の改良を続け、データ変換サービスを提供していましたが、「そもそもAR/MR表示させる、3DCADやBIMといった3Dデータが手元にない」という利用者の声に応え、新サービスを提供するに至ったとのこと。
2D図面からBIMデータ化
新たに提供された「3Dスキャン・BIMデータ作成サービス」では、元となる2DCADデータや紙の図面をスキャンしたデータなど、外形と寸法値がわかる図面情報と追加したい属性情報からBIMデータへの変換ができます。詳細度「LOD(Level of Detail)」について調整の上、オートデスク社「Revit」を使用しBIMデータを作成するとのことです。
完成したBIMデータは「.rvt / .ifc / .fbx」いずれかのファイル形式で納品。「.rvt」形式であればmixpaceの「属性情報表示機能」で入力した属性情報を見ることができます。
レーザースキャン・フォトグラメトリにより実空間や実物を3Dデータ化
新サービスでは、レーザースキャンまたはフォトグラメトリを用いた実空間や実物の3Dデータ化も可能です。どちらの方法でも、mixpaceで利用可能な「.fbx」形式にて納品されます。
レーザースキャンサービスは、レーザースキャナを用いた3次元測量を行い、実空間や実物の点群を取得します。その後、点群の位置合わせとノイズ除去を行います。テクスチャ付きのメッシュモデルに変換のうえ、モデルの整備や軽量化等の最適化処理を行います。
フォトグラメトリサービスは、カメラやドローンを使って実空間や実物の撮影をします。連続的に撮影した写真や動画から、フォトグラメトリ処理によりメッシュ化しテクスチャを生成。モデルの整備や軽量化等の最適化処理を施します。
問い合わせ、申し込みについて
サービス利用の申し込みを含めた問い合わせは下記の連絡先から。
【mixpaceへの問い合わせ先】
・SB C&S お問合せフォーム
【3Dスキャン・BIMデータ作成サービスへの問い合わせ先】
・mixpaceサポートデスクお問合せフォーム
(参考)プレスリリース