株式会社ミラティブは、2025年12月期の通期連結決算を発表しました。売上高は前年比17.9%増の71.8億円で、過去最高を更新。営業利益は3.49億円を記録し、創業以来初の通期黒字化を達成しました。ロイヤルユーザーの拡大や、一人あたりの売上上昇が成長に寄与しました。決済手数料の減少といった、構造的なコスト改善も進んでいます。Web決済の導入により、手数料率は23%から17%へ低下しました。
2026年12月期の業績予想は、売上高83.9億円を計画しています。営業利益は前期比で3倍を超える11.09億円を見込んでいます。ロイヤルユーザーの積み上がりで、12億円の増収を想定しています。アプリ事業の限界利益率(売上高から変動費を引いた利益の割合)は70%超です。新規事業への投資は、前年と同水準で規律を維持して進める方針です。
主力のプラットフォーム「Mirrativ」は、スマホ1台でゲーム実況が可能なサービスです。3Dアバター「エモモ」や「ライブゲーム」が、高い交流を生んでいます。これらが課金指標の向上を牽引し、成長を支える要因となりました。ユーザー登録から長期間売上が積み上がる構造が、事業の強みです。さらに、配信者への還元コストが低いため、高い利益率を実現で。ゲーム企業との提携により、顧客獲得コストも低く抑えています。
外部プラットフォームで活動する配信者の支援も加速させます。同社はこれを「ストリーマープラットフォーム事業」と定義しました。個人VTuberが世界の視聴時間シェアの40%超を占めています。同社はこれを広大な市場機会と捉え、支援を強化する考えです。2024年に買収したアイブレイド社は、1,000人を超えるVTuberネットワークを保有しています。配信支援ツールを運営するキャスコード社との連携も進めており、BtoB領域で、プロモーション等の成果が出始めています。今後、音楽ライブやグッズ制作、フィンテックも視野に入れます。
全社的な取り組みとして、AIの積極的な導入を進めています。全正社員にAIツールを付与し、業務での利用を推進しています。インフラの自動化や、ライブゲームの開発効率化などが進んでいます。今後もM&Aなどを通じ、配信者支援の拡充を目指す方針です。
参考
https://www.mirrativ.co.jp/ir/
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