マイクロソフトが展開する「Mixed Realityパートナープログラム」において、株式会社ホロラボと株式会社インフォマティクスが、ゴールドパートナーとして認定されました。
Mixed Realityパートナープログラムは、パートナー企業が法人顧客に対してAzureベースのMRソリューションや、MRデバイス「HoloLens/HoloLens 2」などを用いたソリューション提供を行えるようになることを目的としています。
新設されたゴールドパートナーは製品・サービスの営業力や提案力などが総合的に評価された、全世界約150社のうち上位10%の企業だけが認定される称号です。
株式会社ホロラボ:3Dデータ可視化ソリューションを開発
ホロラボはMixed Realityパートナープログラムが設立した1年目の2017年11月に認定パートナーを取得。これまでMRを活用したソリューション開発に取り組んでおり、2019年2月には、AzureベースのMRソリューションとして「mixpace」をリリースしました。
「mixpace」は、3DCADやBIMで作成した設計データをAR/MR対応デバイスで確認可能なモデルに自動で変換できる製造業・建設業向け可視化ソリューションです。主に設計、製造、建設、配置シミュレーション、施工、保守などの各シーンにおいて、リアルスケールおよびデジタルモックアップでの活用が行えます。これまで手作業で膨大な時間がかかっていた変換作業が改善され、作業時間の大幅な短縮が見込まれています。
株式会社インフォマティクス:
インフォマティクスは2018年1月に認定パートナーを取得。同社が産業向けMR対応製品として開発している「GyroEye Holo」は設計CAD図面や3Dモデルデータなどをデータ変換し、ホログラム映像として1分の1スケールで実空間に投影するソフトウェアです。建築・土木・製造・社会インフラの各現場等での検証を視覚的に支援します。
2020年8月にリリースされたGyroEye Holo 2020.2のバージョンでは、Azureサービスである、位置情報をAzure越しに共有する機能「Azure Spatial Anchors」や、音声を文章に変換する機能「SpeechToText」などに対応しています。