マイクロソフトは2021年3月2日(現地時間)より、年次カンファレンス「Microsoft Ignite」を開催します。本カンファレンスのうち、基調講演(Keynote)はソーシャルVRプラットフォーム「AltspaceVR」内でも実施される予定です。
「AltspaceVR」は、2013年にスタートしたソーシャルVRプラットフォーム。ユーザーはアバターを介して交流できるほか、ミニゲームをプレイしたり、YouTubeの動画鑑賞などが可能でした。マイクロソフトは2017年にこの開発・運営を行っていたAltspaceVR社を買収し、主にイベント向けのプラットフォームとして展開しています。
「これまで見たことがないほど没入的」な講演に?
Microsoft Igniteの「AltspaceVR」での開催は、マイクロソフトのAI/MRチームのテクニカルフェローであり、「HoloLensの生みの親」ことアレックス・キップマン氏が告知しました。キップマン氏は、今回の基調講演は「これまで見たことないほど、没入的な」体験になるとコメントしました。
Register here for @Microsoft's virtual event (Mar 2-4):https://t.co/8s8s1PidNY pic.twitter.com/1uVy3bb3xB
— Alex Kipman (@akipman) February 24, 2021
2021年2月26日現在、Microsoft Ignite公式のQ&Aページでは、AltSpaceVRアプリを使用するVRヘッドセットの対応プラットフォームからダウンロードして起動、マイクロソフトアカウントの作成が必要となるとのこと。対応VRヘッドセットは、Windows Mixed RealityヘッドセットやHTC VIVE系列のVRヘッドセット、およびOculus RiftやRift S、Oculus QuestとQuest 2など、非常に幅広い模様です。
基調講演以外にも「MRの未来」が語られる
なお、2021年のMicrosoft Igniteには、「HoloLens」とコンピュータービジョンのディレクターのSimon Skaria氏が登壇予定。同氏の講演では、MRに関する未来のビジョンを含めた内容が語られるとのことです。
(参考)Road to VR、Microsoft Ignite
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