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業界動向 2023.02.17

Meta、Unityでの「XRデバイスシミュレーター」を実験的に公開。アプリ開発の高速化目指す

2月15日、Metaは「Meta XR Simulator for Unity with SDK v49」をUnity向けに公開しました。開発者はVRヘッドセットを装着せずに、制作したXRコンテンツをPC上でシミュレーションできるため、開発サイクルの高速化が可能です。

PC画面上で多様なシミュレートが可能

「Meta XR Simulator」では、VRヘッドセット不要でアプリケーションのテストやデバッグが可能です。「Meta Quest 2」「Meta Quest Pro」「Oculus Rift S」等デバイスを選択し、PCのデスクトップ上でのテストができます。アプリをVRヘッドセットで起動した際の動作も、キーボードとマウス、もしくはTouchコントローラーからの入力によってシミュレート可能。また各ヘッドセットのディスプレイが持つ視野・ディスプレイ解像度なども確認できます。

アプリ開発サイクルを高速化

Metaは開発者向けブログにて、「『Meta XR Simulator』は、Meta VRデバイスと機能をAPIレベルでシミュレートできる軽量な「OpenXR」駆動により、より速いイテレーションとスケーラブルな自動化を実現し、時間とエネルギーの節約を可能にします」とコメントしており、開発サイクル高速化の実現を強調しています。

同社は今後数ヶ月の間に本SDKの機能をさらに改善を目指すとのこと。またUnreal EngineやネイティブなOpenXRの機能サポートは「Oculus SDK」リリースにて提供予定です。

Unity開発者向け「Meta XR Simulator」のインストール及び詳細説明はこちらのリンクから。

(参考)Meta Quest


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