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Meta Quest Pro 2022.12.05

【Meta Quest Pro】アプデでMR中の録画機能が強化 現実の世界もキャプチャ

12月2日(金)よりVRヘッドセットMeta Questシリーズの最新ソフトウェア・アップデート(v47)が順次配信されています。2022年10月に発売されたMeta Quest Proで使用できる新機能のほか、スマートフォン向けアプリの刷新やアバター関連の改善などが導入されています。

バックグラウンドで音楽が再生可能に

更新によって、Meta Quest Proでは“バックグラウンド音声再生”機能が利用可能になりました。同機能は、音楽を聴きながら仕事をしたり、VRゲームを遊びながらポッドキャストの視聴を可能にするシステム。ブラウザから好みのストリーミングサービスを利用できるほか、あらゆる2Dパネルアプリのバックグラウンド再生をサポートしています。

待望のMRキャプチャー機能強化

Meta Quest Proで使える、MRキャプチャー(撮影)機能も強化されました。これまで、パススルー(※)を有効にした状態で録画すると、ゲーム内の背景は黒く設定されていましたが、更新により、そのまま映すことが可能にななりました。
(※:VRヘッドセットのカメラで、現実の周囲の景色を見られる機能。)

キャプチャー機能は、アプリ内でMeta Questボタンを押し、クイックアクションバーを表示させてカメラへ移動し、「動画を撮る」をタップすると起動可能。公開された映像では、MR状態でブラウザを見る様子や、絵を描くシーン、「Google Earth VR」のような体験ができるアプリ「Wooorld」をプレイする場面などが確認できます。

Meta Quest Proのパススルーは、デバイス外側のカメラの映像をグラス内で表示し、そこに3D空間やオブジェクトをオーバーレイさせることで、AR/MRを実現します。白黒映像だったMeta Quest 2とは異なり、カラー映像を実現しているのも特長。他の透過グラスを使ったAR/MRデバイスと違い、日の光が強い場所でもヘッドマウント型デバイスでのARを実現できる強みを持っています。

アバター改変用の鏡も追加

今回のアップデートでは、このほかにも、Questシリーズ全体で使えるシステムとして、“ウィッシュリストの共有”機能が実装されています。ストアの「ウィッシュリスト」で、リストを「公開」に設定すれば、リンクを作成して他の利用者にウィッシュリストを送れます。

Quesで使うスマートフォンアプリのデザインも変更されました。VR内の友人の表示がより目立つところに配置され、オンライン状態の確認やメッセージ送信、一緒にプレイを始めることがより簡単になったとのこと。また、ホーム画面には鏡が設置され、アバターの外観を確認しつつ、改変をより手軽に行えるようになっています。

Meta Quest Proについて

Meta Quest Proは、法人利用・ビジネス利用を想定したハイエンドなVR/ARヘッドセットです。パンケーキレンズを採用することで、Meta Quest 2と比較して前面部を薄型化しています。アイトラッキング機能やフェイストラッキング機能も搭載。国内では22万6,800円(税込)で販売中です。

(参考)プレスリリース


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