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企業動向 2026.05.20

ARグラス向けレンズ開発のLetinAR、約29億円を調達——薄型・軽量レンズの生産拡大へ

韓国のARスタートアップ企業LetinARが1,850万ドル(約29億4,150万円)の資金調達を完了しました。同社は来年のIPO(新規株式公開)に向け、生産規模の拡大とARレンズの商業化加速を進め、2027年に韓国での株式上場を目指す方針です。

今回の調達ラウンドはKorea Development Bankが主導し、大手流通グループ・ロッテグループの投資部門であるロッテベンチャーズなどが参加しました。非公開の投資家も含まれており、累計調達額は約4,170万ドル(約66億2,730万円)に達しています。過去の出資者にはLGエレクトロニクスも名を連ねています。

LetinARは2016年にCEOのジェヒョク・キム氏とCTOのジョンフン・ハ氏が共同創業しました。ARやスマートグラス向けのコンパクトな光学モジュールを手がけており、独自技術「PinTILT」を開発しています。PinTILTは、従来のウェーブガイドやバードバス光学系と比べ、薄型・軽量・省電力での明るい映像表示を実現する設計です。

同社は完成品デバイスの製造は行わず、光学モジュールの開発・供給に特化しています。コノキューデバイスやDynabookのARグラスに採用。複数の大手グローバルテック企業とも次世代スマートグラスプラットフォームに関するR&D(研究開発)の協議を進めているとしています。

キム氏はTechCrunchの取材に対し、「AIグラスこそが次のプラットフォームになると見ている。光学モジュールはその中で最も難しい部分であり、今日存在するものより薄く、軽く、省電力なレンズが必要とされる」と述べています。

なお本記事では、2026年5月20日時点での為替レートを用いて換算しています。

参考

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