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Leap Motion、モバイルVRでの手の認識へプラットフォーム展開

12月5日、Leap Motion社は自社のブログ上で、Gear VRなどのモバイルVRで活用できるプラットフォーム「Leap Motion Mobile Platform」を発表しました。

「Leap Motion Mobile Platform」は同社が新たに開発しているハードウェアとソフトウェアで構成されています。ハードウェアは、スマートフォンで使われている他のチップと同様に、バッテリーからの給電のみで動作するよう低消費電力かつ、高い性能を持つユニットを開発しています。合わせてハンドトラッキングを行うソフトウェアは、今までの10倍の速さで動作し、さらにトラッキング精度を上げようとしています。

また、VR用途で利用する上で一番要望が多かったトラッキングの視野角についても同時に改善しようとしています。従来のLeap Motionでも140 x 120度という広範囲の視野角を実現していますが、次世代のセンサーは最大180 x 180度を単一のセンサーでカバーできるように開発を行っています。

現在開発しているセンサーは、Gear VRで動作するリファレンス版を既にヘッドセットを開発しているメーカーに送付しています。今月から主なVRイベントでは、バージョンアップした『Interaction Engine』、『Blocks』デモと共に体験できる予定です。

Leap MotionはモバイルVRへ注力か

今まで、手、特に指までトラッキングをするにはモーションキャプチャーシステムで使われているようなトラッカーを指などに付ける必要がありました。例えば、Optitrackでは反射マーカーを、

Perception NeuronはIMU(慣性計測装置)を手のひらや指に付ける必要があります。

この方法の利点は、手をどのように動かしても問題なくトラッキングを行うことができることです。しかし、トラッカーの取り付けやキャリブレーション(位置設定)などの手間がかかるのが欠点です。対して、Leap Motionは何もつけずに手軽に指のトラッキングが可能になったため、Kickstarterで登場後、国内外で使用されています。

しかし、Leap Motionは単一のユニット(赤外線照射LEDとステレオカメラ)のみで構成されるため、身体の後ろなど死角が生じてしまうのが欠点です。Leap Motionでは指の重なりなどもソフトウェアで予測することで処理しようとしています。

Leap Motionはデスクトップ向けではなく、モバイルVR用ヘッドセットと組み合わせて、より簡単に指のトラッキングができるようにする方向へかじを切った可能性が高まっています。

Oculus RiftなどのハイエンドVRデバイス向けには既に手に持つコントローラーが公式に登場していますが、モバイル向けにはGoogle Daydreamが「位置を認識しないが傾きを認識するコントローラー」を付属しているくらいです。

開発レベルでは、2016年1月のCESでサムスンが展示したGear VR向けハンドコントローラー「Rink」がありますが、まだ実用には遠い精度でした。

モバイル向けにはLeap Motionが一歩他を抜き出た印象です。実際の使用感が気になるところです。

(参考)

Leap Motion Goes Mobile – (英語)

http://blog.leapmotion.com/mobile-platform/



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