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テック 2021.02.24

ARグラス「KURA Gallium」が2021年末生産開始、片目8K・視野角150度等ハイスペックデバイス

米国のスタートアップKura Technologiesは、ARグラス「KURA Gallium」のリリースについて発表しました。生産開始は2021年末を予定、視野角150度、片目8Kといったスペックにも言及しました。

視野角150度、重量約80グラム

KURAは2016年にシリコンバレーで創業、ARディスプレイの開発を行っています。「KURA Gallium」は、PC等に接続して用いるARグラスです。特徴は、広い視野角と80~82グラムをターゲットとする軽量さ。CEOのKelly Peng氏は、個人開発者によるブログの取材に応じ、下記のポイントを挙げました(一部を抜粋)。

・視野角は150度。人の視界の75%をカバーする。
・フレームレートは120Hzで、シーンに合わせ調整可能。
・解像度は片目当たり8K。(PC接続でない)モバイル版では、フォービエイテッド・レンダリング(Foveated Rendering)を採用している。
・モバイル版は持ち運べるコンピューティングパックにUSB-Cコネクタで接続して使用する。
・アイトラッキング、6DoFのトラッキング機能付き。専用コントローラーを備え、ジェスチャー入力も可能。
・SDKはUnity対応。Unreal Engine対応も近く予定する。

2021年末生産開始

スタート価格は1,500ドル(約15万8,000円)の予定ですが、生産数が増加すれば1,000ドル以下程度になるだろうとのこと。2021年末に最終版の生産開始を予定しており、数量は10万台から100万台程度の計画です。

2021年2月現在は開発者向けキットを手作業で作成し、1~2か月以内にパートナー企業らへ送付という段階。また今後、より詳細な情報を公開するライブ配信も行うとしています。

(参考)Virtual Reality Times


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