経済産業省の近畿経済産業局は2月17日、「ビジネスに効果的なVR/AR/MR活用の手引書・事例集」を公表しました。初めてVR/AR/MRをビジネスで活用しようとする企業向けに、押さえておくべき必要最低限のポイントや、シーン別の活用事例が紹介されています。
本書は手引書と事例集の2部構成。前編の手引書ではVR/AR/MRを初めてビジネスで活用しようとする企業向けに、ビジネスで活用するメリットや具体的な活用シーン、効果的な活用を行うために知っておくべきことが紹介されています。加えて、VR/AR/MRを活用するに当たって知っておくべき知的財産権に関する留意点も説明されています。また、VR/AR/MRに関する技術相談や情報収集を行える窓口の紹介も行われています。
VR/AR/MRを活用している先行事例を紹介
後編の事例集では、手引書で紹介されたVR/AR/MRのメリットを実感できる活用シーン別に、ユーザーにとってどのようにビジネスに役立っているのかという事例が掲載されています。具体的には関西企業19社と関東企業5社への取材をもとに、活用事例を12事例紹介。一部、コンテンツ開発企業にも取材が行われていますが、その場合は導入事例を中心に紹介がされています。
活用事例集では、医療現場でのリハビリトレーニングや製造・建設設現場の安全教育・作業アシスタント、遠隔コミュニケーションといった様々な業種の先行事例が紹介されています。
(参考)経済産業省 近畿経済産業局