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VRトレーニング導入がもたらす効果と課題 取引実績4,000件超の総合XR企業と、そのクライアントに聞く

トレーニングや企業研修など、様々な局面で活用されているXR(VRやAR、MRなどの総称)。多くの企業が取り組みを進めつつある一方で、導入に際しての「悩み」を聞くケースも少なくありません。

今回Mogura VR Newsでは、株式会社クリーク・アンド・リバー社 XRディビジョン所属の青柳百香氏、折原綱義氏、そして株式会社きんでん 電力本部 配電統轄部の技術開発チームにて副長を務める井上鉄平氏にインタビュー。VRを使った体感教育の導入事例について、背景やその効果について聞きました。


(左:株式会社きんでん 井上鉄平副長、右上:株式会社クリーク・アンド・リバー社 デジタルコンテンツグループ XRディビジョンの青柳百香氏、右下:同所属の折原氏)

VRで「安全かつ低コスト」な体感教育

――きんでんさんでは、2019年の「VR電力量計アーク災害体感教育ツール」から、3年連続してVRの体感教育コンテンツを導入していますよね。単発での導入は様々な企業が行っている一方で、ここまで連続した導入に至った背景について教えていただけますか。

井上鉄平氏(以下、井上氏):
近年は安全教育や作業環境などの対策が進んだことにより労災の件数が減少しています。労災が減ること自体は非常に良いことなのですが、逆に危険なシチュエーションが分からなくなってきているという懸念があり、当社では体感教育に力を入れる方針を取っていました。しかし、現場で使われている機材を実際に使用すると、コストが高くついてしまいます。そこでVRを使用すれば、安全かつ低コストに体感教育を行えるのではないか、という期待が背景にありました。

青柳百香氏(以下、青柳氏):
きんでんさんとは2019年頃からVRコンテンツの共同開発に取り組んでいます。その年の5月に発表した「VR電力量計アーク災害体感教育ツール」、2020年の「VR高所作業車逸走災害体感教育ツール」、そして2021年春の「切創災害コンテンツ」で3つめですね。


(クリーク・アンド・リバー社ときんでんによる「VR教育ツール ナイフの使い方 切創災害コンテンツ」)

井上氏:
いずれもクリーク・アンド・リバー社さんとの共同開発です。かなり細かいところまでヒアリングしていただきつつ、スピーディーに納品していただいたことが印象に残っています。

――現時点ではどれくらいの人数が体験していて、またどのような効果が得られているのか教えていただけますか。

井上氏:
「アーク災害体感教育ツール」は700名以上、「VR高所作業車逸走災害体感教育ツール」は600名以上が受講しています。

効果としては、従来のビデオや模擬設備を使うオペレーションだと準備を含めて5,6時間かかっていたところが、VRを導入したことで1時間以内で済むようになりました。きんでんの安全教育は営業所単位で行っており、毎回セットアップにどうしても時間が掛かっていたんですね。1年間使ってきて、担当者が慣れてきたので、もっと短くなっていくと思います。また、可搬式のVRを提案いただいたことも大きいです。

他にも、これまで口頭や文書で説明していたものをVRでのトレーニングに変えた結果、グループ討議が例年より活気づいた、コミュニケーション促進に繋がった、という実感があります。

一方で、安全教育の効果そのものを単純換算するのはかなり難しいです。その効果については、一朝一夕で数字に出てくるわけではありませんから、目先のプラスマイナスで考えるのではなく、長い目で、時間をかけて評価するのが大切だと思っています。


――VRを導入するに際し、きんでんさんではどのような反応がありましたか。技術が先端事例であればあるほど、効果が不明瞭であったり、検証が済んでいなかったりして、導入に踏み切れないケースも多々あるかと思いますが。

井上氏:
当社の場合はかなりスムーズでした。VR体感教育の導入にかなり前向きでしたし、安全教育の重要性もしっかりと浸透していました。VRでのトレーニングは没入感が強く、記憶が定着しやすいという前評判も聞いていました。もともと業界全体として教育や安全は重要視されており、労災を起こしてはならない、という意識は非常に強いです。これらの要因が円滑な導入の理由かもしれません。加えて、クリーク・アンド・リバー社さんにご相談した際、かなり丁寧に説明してくれたことも大きいと思います。

折原綱義氏(以下、折原氏):
きんでんさんの「各営業所で使う」という条件から様々な要素を割り出して、細かくヒアリングを行った上でデバイス等も比較検討し、提案に落とし込みました。今でこそ手軽かつ高性能な一体型VRヘッドセットが市販されていますが、当時は複数のデバイスを組み合わせるしか方法がなく、試行錯誤の連続でしたね。

井上氏:
あの頃は毎週大阪に来ていただいてました(笑)制作の事前段階ではどうしてもイメージが湧きづらい箇所もありますし、丁寧にヒアリング・検証していただいて助かりました。

――導入後の運用についてはいかがでしょうか。どうしても新しい技術やツールの導入時は、予期せぬトラブル等があるかと思います。

井上氏:
導入直後は動作がやや不安定になるケースがありました。その辺りはトラブルシューティング含めて粘り強く対応していただきました。

折原氏:
2019年当初のものはかなり特殊なデバイスの組み合わせでスタートしたので、そのぶん運用上でも課題はありました。現在はOculus Quest等の高品質な一体型VRデバイスが使えるので、かなり問題はクリアできています。

――最後に、これからVRの導入を検討している方や、企業などに伝えたいことはありますか。

井上氏:
先ほど話した内容とやや重複してしまいますが、VRでのトレーニングは既存の映像視聴教育や口頭説明、座学よりも記憶定着率が高いです。安全確保や安全教育的なシーンで積極的に使っていくことができます、ということはお伝えしたいです。

青柳氏:
受動的な座学と異なり、能動的に学べる点が大きいですよね。VRは実際に体験してみないと分からないところも多いですし、実力を体感しづらいケースもありますので、展示会などで一度体験してみることをおすすめします。

――ありがとうございました。

企業のXR導入を総合サポート

株式会社クリーク・アンド・リバー社では、XR(VR/AR/MR)をビジネスに活用したいという企業担当者の方々に対し、豊富な実績に基づくソリューションを提案・提供。経営目線と現場ニーズの両面を見据え、最も効果的なXR技術の選定から導入・運用まで併走します。またXR施策を実施済みの企業では、課題整理や技術検証、バージョンアップにも対応しています。

導入事例の情報収集やディスカッションを希望する方は、ぜひ事業部HPより問い合わせを。

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