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活用事例 2017.07.21

自宅でロケット着陸、現実でテトリス 続々と広がるiPhoneのAR機能を使ったアプリ

アップルが先月公開したARKitはiOS上のiPhoneやiPadでAR機能を提供する開発キットです。正式なリリースは今年の秋を予定していますが、既に世界中の開発者がサンプルアプリを作り、動作している様子を公開しています。VRScoutでは@madewithARKitで最近公開されたデモの中で印象的な6つのアプリを紹介しています。

SpaceX社のロケット着陸を自宅のプールで鑑賞

テスラモーターズCEOのイーロン・マスク氏が率いるロケット開発、打ち上げを行うSpace X社のFalconロケットは水上プラットフォームへの着陸を成功させています。このデモは、着陸の様子を自宅のプールで再現できるデモです。空からロケットが垂直に降りてくる様子は、周りの景色と相まってよりリアルに見えます。

ARテトリス

世界中で愛されているテトリスもARKitを使って部屋の中にブロックを積むことができるようになりました。個人開発者の@Exyte氏によって作られ、ARテトリスと名付けられた動画を見ると見覚えのあるプレイ画面が部屋の中央に置かれ、部屋の中でテトリスをプレイできます。

職場で艦隊戦を楽しむデモ

VR/ARアプリケーションを開発する@ImmersionVR社によって作成されたこのデモは、退屈なオフィスを海原で艦隊戦ができる空間に変えることができます。海原の波や船同士で大砲を撃ち合い、爆発する様子がリアルに描かれているこのゲームは仲間の間ではヒット間違いなしですが、上司とは遊ばない方がいいかもしれません。

ARバスケットボール

 個人開発者の应高选氏が公開している動画では、動いている人を3次元キャプチャしたデータを使い、その様子を目の前の空間に表示させることで、あたかもその場でバスケットボールで対戦している人達がいるかのように見えます。現実の背景があることでよりリアルに感じることができます。

ARでメニューでは分からなかった料理をわかりやすく表示

料理を3Dスキャンする動画などをアップロードしている個人開発者のAlper Guler氏はARKitを用いたAR料理はレストラン産業で大きな可能性を秘めていると感じています。メニューを見ただけでは分からないような料理も、ARで目の前に表示されればずっと分かりやすくなります。

月に着陸する様子を家のキッチンで

アルゼンチンでデザインスタジオを率いている@tomasgarcia氏はアポロ月着陸船が月へ着陸する様子を、アニメーションと実際の音声を合わせて体験できるデモを公開しました。着陸する際の音声が本物だけあって、非常にリアルに着陸するときの様子を知ることができます。

(参考)
Here’s Six More ARKit Projects to Get Excited About – (英語)
https://vrscout.com/news/6-arkit-projects-get-excited/

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