米インテルは、東京2020オリンピックに協力することを発表しました。この協力内容には、VRを活用したトレーニングや、同社の「True VR」を用いた放送などが含まれています。
インテルは、東京2020オリンピック競技大会で「コンピューティング」「コネクト(ネット接続)」「エクスペリエンス(体験)」の3つの重点分野に取り組んでいく旨を発表。国際オリンピック委員会(IOC)や東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo 2020)ならびにパートナー企業と共に取り組みます。
インテルらが行うVR関連の取り組みは以下の通りです。
競技会場の管理者に、VRトレーニング
インテルは、「競技会場で重要な役割を果たす管理者は、VRトレーニングにより、没入感のある学習体験を得られます。インテルのVRトレーニング・システムを通じて、より正確かつ客観的なフィードバックを基に現実的な手法でトレーニングの有効性を改善できます」と発表。競技会場の管理者にVRトレーニングを受講させることで、円滑かつ効率的な会場運営を目指すものと思われます。
VRトレーニングにはリアルタイムで現実空間をバーチャル空間へ再現する「デジタルツイン」も含まれており、計画・シミュレーションなど、さまざまな機会で活用できるとのこと。
VR映像配信技術で開会式や競技を中継
インテルは平昌2018冬季オリンピックで、VR映像配信技術「True VR テクノロジー」を用いて競技の生中継を実施しています。東京2020オリンピックでは、開会式や閉会式、陸上競技、体操、ボクシング、ビーチバレーボールなど、さまざまな競技や会場にシステムが配備され、権利を有する放送局から配信される予定です。