大手半導体メーカーのインテルは、「RealSense」技術の開発を縮小する方針を発表しました。同分野に携わっていた人材やコンピュータビジョン技術は、チップセット分野に転換(転用)される模様です。
デプスカメラとしての利用事例多数、惜しまれる開発縮小
「RealSense」の開発中止は、インテルが海外メディアCRNに送付したプレスリリースから明らかになりました。「RealSense」は、コンピュータビジョンをより柔軟かつ容易に取り扱い可能にすることをゴールとした技術。これまでにデプスカメラや顔認証用ソリューションに導入されてきたことで知られています。
カリフォルニアの卸売業者ASIのVP、Kent Tibbils氏によれば、「RealSense」のデプスカメラを多く購入する顧客は限られていたとのこと。またEngadgetは、「RealSense」のチームリーダー、Sagi Ben Moshe氏が2週間前にインテルを離脱していたことを明らかにしています。