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VR動画 2018.01.29

家にいながらバーチャル施設見学『おウチで国立天文台』

観測施設をVRで見学できる「おウチで国立天文台」が、360度動画共有サービス「ハコスコストア」にて公開されています。

同ページでは、東京・三鷹にある国立天文台や、ハワイのマケア山頂にある巨大望遠鏡「すばる望遠鏡」などの観測施設をバーチャル見学できる『国立天文台VR 体験版』。4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U)の球体映像を360度で視聴できます。

『国立天文台VR 体験版』は、国立天文台の「三鷹キャンパス」、ハワイにある「すばる望遠鏡」、長野にある「野辺山宇宙電波観測所」(近日公開)などの観測施設を360度で見学できるコンテンツです。


三鷹キャンパス「太陽塔望遠鏡」

三鷹キャンパス内では、施設内にある「国立天文歴史館」や「太陽塔望遠鏡」などを解説付きで360度見回すことができます。重力波を検出するための施設「重力波実験塔」や、天文学の観測装置の開発拠点「クリーンルーム」といった場所も見ることができます。

ハワイの「すばる望遠鏡」では、施設内や外観を移動しながら見回せるバーチャル見学ツアーが行えます。標高4,139mから見る外の景色や、世界最大級の光景8.2mの望遠鏡を目の前で体験できます。

VRゴーグルとのセット販売も

『国立天文台VR』の製品版は、オリジナルデザインのスマホ向けVRゴーグル「ハコスコ」とのセットで国立天文台三鷹の売店にて販売されています。計400シーンを超えるボリュームでバーチャルツアーが体験できるとのこと。パッケージは国立天文台のトリビアをイラスト化したデザインとなっています。価格は1,200円(税別)。

『国立天文台VR』は、自宅から施設や展示品を見ることができる「おウチで◯◯」シリーズの第2弾です。太陽企画株式会社が手がけています。第1弾の「おウチで科博」は、国立科学博物館の展示を360度で楽しむことができます。

VR部門グランプリ受賞作品も視聴可能

ハコスコストアの国立天文台ページでは、天の川銀河の姿を映像化した「天の川銀河紀行」や、「微惑星の形成」、「原始惑星の巨大衝突」などの球体映像も360度で視聴できます。

「天の川銀河紀行」は、立天文台のスーパーコンピュータ「アテルイ」を使用し、さまざまな物理メカニズムを取り入れたシミューレーションによって作られています。なお、同作品は、先進映像協会が行うルミエール・ジャパン・アワード2017年度VR部門でグランプリを受賞しました。


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