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企業動向 2025.11.13

カバー、2026年3月期第2四半期決算は売上高27.2%増も営業利益は20.9%減 成長戦略への先行投資が影響

カバー株式会社は2026年3月期第2四半期(中間期)の決算を発表しました。売上高は前年同期比27.2%増の217億5,400万円となりました。一方で、営業利益は20.9%減の26億6,600万円、経常利益は19.0%減の26億7,400万円、中間純利益は5.7%減の19億9,900万円でした。売上が伸びた一方で、利益が減少する増収減益の結果となりました。

売上増加は複数の事業分野の拡大によるものです。ライブ・イベント事業やトレーディングカードゲームが好調に推移し、ライセンス・タイアップ事業も売上に貢献しました。配信・コンテンツ分野の売上高は44億7,400万円で、前年同期比6.0%増でした。2025年7月に実施した大型企画「ホロナツパラダイス」が注目を集め、各タレントによるミュージックビデオなども継続的に集客を支えました。

ライブ・イベント分野では、売上高が23億5,600万円と前年同期比57.7%増を記録しました。天音かなたさんの1stソロライブ「LOCK ON」や大神ミオさんの1stソロライブ「Our Sparkle」が開催されたほか、英語圏向けVTuberグループ「ホロライブEnglish」による全体ライブも実施されました。ニューヨークのRadio City Music Hallで行われた「hololive English 3rd Concert -All for One-」は、海外でのブランド強化に寄与しました。

マーチャンダイジング分野の売上高は116億7,800万円で、前年同期比32.5%増でした。トレーディングカードゲームや小売店での販売が拡大。ライセンス・タイアップ分野の売上高は32億4,400万円で、前年同期比25.7%増となりました。国内では渋谷や池袋でのポップアップイベントを展開し、海外ではロサンゼルス・ドジャースとのコラボイベントを2年連続で開催しました。これによりブランド認知が広がり、ファンコミュニティの活性化にもつながりました。ゲーム関連収益も四半期あたり2億円超を計上しています。

営業利益が減少した要因には、北米関税の影響や販売チャネル間での代替効果がありました。これにより自社ECサイトの売上成長が一時的に鈍化し、過去に生産した商品の在庫評価減も利益を圧迫しました。

さらに、中長期的な成長を見据えた先行投資も利益減少の一因となりました。表現技術の向上や物流体制の改善、海外事業開発への支出を増やした結果、営業利益率が一時的に低下しました。しかし、これらの投資は将来の持続的な成長に向けた取り組みとして位置付けられています。

参考

カバー株式会社 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算
カバー株式会社 半期報告書

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