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テック 2018.03.06

HoloLens、両手を使ったジェスチャー操作に対応へ

マイクロソフトは、同社のMR(複合現実)デバイス「HoloLens」の新機能として、両手でのジェスチャーコントロール機能をプレビュー版として発表しました。これにより、3Dオブジェクトを両手で操作することができるようになります。この機能はWindows Insider Programに申し込んでいるユーザーから順次提供される予定です。

HoloLensはマイクロソフトが提供するMRデバイスで、Windows10を搭載した一体型のヘッドセットとして、産業界を中心に急速な広がりを見せています。特に日本にはユーザーが多く、 発売前の予約件数は欧州6ヶ国の3倍を記録していたことも話題になりました。

両手操作機能を発表

マイクロソフトは先日開催されたHoloLensの開発者会議「HoloDevelopers Summit」内で、HoloLens に関する Windowsアップデートの情報を公開しました。これまでは HoloLens のジェスチャー操作は片手での操作が基本であり、両手のジェスチャー機能をアプリ開発者が独自に実装することは推奨されていませんでした。

しかし市場からのニーズを受け、正式に両手でのジェスチャー操作機能の提供が開始されました。この機能により、HoloLensのユーザーは3Dオブジェクトを両手で操作できるようになり、アプリ開発の幅が広がることが期待されています。

MRの広がりに大きな期待

この機能はWindows Insider Program に申し込んでいるユーザ向けに、今月末までに順次提供が行われます。Windows Insider Programとは、正式なWindows アップデートの前にプレビュー版の新機能を体験できるプログラムであり、主にアプリの開発者が参加しています。

また今回の Insider Preveiw では、両手ジェスチャー機能だけでなく、HoloLensによって生成されたセンサーデータにアクセス可能となる研究者向けの機能や、顔をスキャンして心拍数を測定する機能などが追加されているとのこと。

これらの機能は全てプレビューの状態ですが、この機能を元に今後、多くの優れたアプリが誕生することが期待されます。

(参考)VR focus
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