Microsoftが開発した、ゴーグル型MRデバイスのHoloLens。3Dモデルを現実空間に表示することができ、未来を体現するデバイスとして注目を集めています。
開発者の凹(@hecomi)氏は、HoloLensを使ってIoT照明の「Philips Hue(以下Hue)」を操作する様子をYoutubeにアップロードしました。
HoloLensを使った、未来の照明のカタチ
IoT(Internet of Things)とは、様々な「モノ」がインターネットに繋がり、情報の交換を得て相互に制御し合う仕組みのことです。
HueはIoTデバイスの1つであり、PCやスマホなどからいつでも操作することができるワイヤレスのLED照明です。同氏はHoloLensを使って、Hueを直感的に操作することを可能にしました。
Hueに向かって指をつまむ動作をすると、色のメニューが出現します。
メニューの色に視点を合わせて指をつまむ動作をすると、Hueが選択した色に発光します。
同氏によると、あらかじめHueをコントロールできるモデルを作り、それを対応するライトの位置へ配置し、操作しているとのこと。
Hueは簡単に操作できるAPI(https://www.developers.meethue.com/philips-hue-api)があり、HoloLens上でそれを実行しているそうです。
同氏は「このデモは、Hueを操作するために作ったわけではなく、自分の部屋を題材にして未来っぽい部屋を作るというコンセプトでプロトタイプを作りたいと思っており、その最初のステップとして投稿した」とコメントしており、今後もアップデートを続けていくとのこと。
HoloLens上でHueを操作するだけであれば、すでに『Hue Lights』というアプリが配信されています。