2022年7月20日、マイクロソフトはアラブ首長国連邦（UAE）におけるMR（Mixed Reality/複合現実）デバイス「HoloLens 2」の発売を発表しました。「HoloLens 2」は2019年に米国や日本向けに発売。現在は30カ国以上で利用可能されています。
「HoloLens 2」で企業を革新
UAEにおける「HoloLens 2」発売について、マイクロソフトは製造や建設、医療、小売、教育などの業界において、世界中の何千もの大手企業がHoloLens 2とAzureのクラウドサービスを利用しているとコメント。その成果として「大幅なコスト削減、エネルギー消費の削減、学習効率と定着率の改善、従業員と顧客の満足度向上などを実現している」としています。
マイクロソフトUAE COO兼CMOのIhsan Anabtawi氏は、「マイクロソフトはUAEへのコミットメントを示し、投資を続け、革新的なソリューションを市場に提供しています。HoloLens 2は、AIを搭載したホログラムが指示に反応し、実世界とリアルタイムで影響し合う最先端デバイスです。UAEの企業がこれを活用することで、信頼と協力をもとにイノベーションを起こし、DXを加速させ、持続可能な経済成長に貢献できると確信しています。」と述べています。
またマイクロソフトが委託した調査では、HoloLens 2は3年間で177%の投資収益率（ROI）を実現し、従業員の健康と安全・事業継続性・顧客体験・顧客成果の向上が期待できるとコメントしています。
UAEのメタバース戦略加速か
2022年7月18日、UAEの都市ドバイが、メタバースに関わる雇用を4万件生み出す大規模なメタバース戦略を打ち出しています。今回のHoloLens 2発売により、ドバイの企業がメタバースのインターフェースとなりうるHoloLens 2を利用できるようになり、ドバイのメタバース戦略が前進すると考えられます。
（参考）プレスリリース
