株式会社ホロラボと東京都立大学饗庭伸研究室は八王子市で3Dモデル都市とXR技術を活用したワークショップを開催します。これは「市民参加型都市開発を実現する直感的な情報共有プラットフォーム企画開発」の一貫として行われるもの。国土交通省Project PLATEAU(プロジェクト プラトー、以下PLATEAU)の 2022年度プロジェクト「民間サービス創出型ユースケース開発」にも採択されています。
複雑化する都市の再開発をXR技術でわかりやすく
大規模な都市開発において、事業者や地域住人など様々なステークホルダー間のやりとりに透明性を確保することが、昨今の自治体運営の課題となっています。
ホロラボと饗庭伸研究室は、従来の地図や図面と比較してより直感的な情報提供がXR技術によって可能となることに着目。ワークショップでは、3D都市モデルとXR技術を組み合わせた市民参加支援ツールを使用し、ユースケースを開発します。
直感的な情報共有によって、計画に関わる者と市民が広く活発な議論を促し、都市開発におけるコミュニケーションでの有用性を実証予定。3D都市モデルを活用したプラットフォームサービスを構築し、透明性のある議論が期待されます。
将来的には、3D都市モデル上に多様なデータを紐づけて可視化する予定。計画に対する意見などのコメントをデジタルコンテンツとして保存・閲覧可能とするプラットフォームサービスを構築し、地方自治体や民間事業者で広く使われるサービスを目指すとのことです。
国土交通省Project PLATEAU
PLATEAUは、国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクトです。最大の特徴は「3D都市モデル」であること。以前よりオープンデータが様々な形で整備され、公開されてきました。
PLATEAU2022年度プロジェクトでは、(1)データ整備の効率化・高度化、(2)先進的なユースケース開発、(3)データ・カバレッジの拡大の3つのテーマのもとに、50件以上のプロジェクトを採択し、取り組みを進めています。
PLATEAUを活用した同取り組みの内容、狙いや計画についてシンポジウムを開催予定
リリース内容をさらに詳しく発表するシンポジウムが下記日程で開催予定です。
日程: 6/30(木) 19:00~21:00
会場: 東京都立大学南大沢キャンパス(オンサイト)+オンライン中継 (ZoomもしくはYoutube Live)
主催: ホロラボ/東京都立大学饗庭研究室/国土交通省
協力: 八王子市
参加: 無料
申込: https://holo-tmu-plateau-1.peatix.com/
ホロラボは、PLATEAU関連の様々な取り組みを実施。今回のプロジェクトではホロラボが得意とするMixed Realityなど空間デジタル技術を活用しています。
饗庭伸研究室は「都市計画・まちづくり」を研究テーマとして、多くの自治体による再開発計画への市民参加を支援し、実績を残しています。