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企業動向 2025.01.09

Google、3D空間を生成する“世界モデル”特化のAI新チームを結成か

GoogleのAI研究開発組織であるGoogle DeepMindは、物理世界をシミュレートできる生成AI「世界モデル」の開発に向けた新チームを結成する模様です。OpenAIの動画生成AI「Sora」の共同リーダーを務めていたTim Brooks氏が、XにてGoogleの新たなAIチームの採用開始を明らかにしました。

Tim Brooks氏は1月7日、自身のXアカウントで「DeepMindは世界をシミュレートする大規模な生成モデルを作る野心的な計画を立てています。このミッションを遂行する新しいチームを募集しています。私たちと一緒に構築しましょう!」と投稿しました。

本記事執筆時点で、Google DeepMind公式サイトにて採用募集ページを確認できます。

新チームは、GoogleのAIモデル「Gemini」やビデオ生成AI「Veo」、そして3D環境生成AI「Genie」のチームと協力して開発を進める予定です。特に「Genie 2」は、2024年12月に発表された世界モデルで、画像やプロンプトから多様で対話可能な3Dゲーム環境をリアルタイムで生成できる技術です。

世界モデルとは、物理世界の法則に従って3D環境をシミュレートできるAIモデルのカテゴリーを指します。Genie 2の場合、オブジェクトの相互作用、キャラクターのアニメーション、物理シミュレーション、エージェントの行動予測などの機能を備えており、実世界の画像からも環境を生成できます。

この技術は、インタラクティブなメディアコンテンツの制作やロボット向けトレーニング環境の構築など、幅広い用途での活用が期待され、NDIVIAを初めとする大手から新興テック企業まで開発競争を繰り広げています。

(参考)XTechCrunchGoogle


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