グーグルは自社のARプラットフォーム「ARCore」のアップデートを発表しました。最新のARCore 1.7では自撮り画像にエフェクトを追加できるほか、開発者がARの制作手法を学べるアプリ「ARCore Elements」もリリースされています。
グーグルのARプラットフォーム
ARプラットフォーム「ARCore」は特殊なデバイスを必要とせず、スマートフォンやタブレットで利用できます。AndroidだけでなくiPhoneの一部機種にも対応しており、2018年12月時点で対応する端末の台数は2.5億台とも言われます。
https://www.moguravr.com/arcore-samsung-sony-nokia/
https://www.moguravr.com/google-arcore-update-2/
今回のアップデート内容は、大きく分けて以下の3点です。
ARセルフィー機能
フロントカメラに、“Augmented Faces API”が追加されました。高品質な3Dメッシュを作成、ユーザーの自撮り画像に眼鏡や帽子、肌合いを変える等のARエフェクトを重ねることができます。しかも深度センサーを必要としないのが特徴です。
Augmented FacesはUnitySceneformに対応しています。ただし2019年2月現時点では、現実にリアルにARオブジェクトを重ねる「Plane Detection」といった他のAR機能はフロントカメラにはありません。
より豊かなAR表現
ARアプリ開発ツール「Sceneform」を用いて製作できるAR表現が更に多彩になりました。オブジェクトがダンスしたり、ジャンプしたりといったアニメーションを作り出せます。またARの動きを一時停止し、カメラで撮影することも可能です。
AR技術のガイドアプリ「ARCore Elements」
同時にリリースされたアプリ「ARCore Elements」では、ARビギナーの開発者や設計者が、生き生きとしたARアプリを制作するためのハウツーを学べます。アプリ内ではバーチャルのガイドが手法を指南。ユーザーはガイドやアプリ内に現れる作品例と、相互にやり取りしながらARの活用方法を学んでいきます。
アプリ「ARCore Elements」のインストールはこちらから。
(参考)9to5Google