グーグルは、Android向けのARプラットフォーム「ARCore」に対応するデバイスのリストを更新しました。新たにサムスン、ソニー、Nokiaのスマートフォンが追加されています。
Android、iOS対応のARプラットフォーム
「ARCore」は、グーグルが展開するARプラットフォームです。複数のユーザーが同じAR空間にアクセスできる「Cloud Anchors」などの機能を特徴とし、ARアプリの開発を促進しています。
今年2月にARCore1.0がリリースされた際、対応するデバイスは13機種でした。今回のアップデートでは、新たにサムスンのGalaxy Note 9、Galaxy Tab S4、ソニーのXperia XZ2、Nokia(ノキア)のNokia 6.1 Plusが追加(Galaxy Note 9、Galaxy Tab S4、Nokiaは記事執筆時点では日本で取扱なし)。8月23日現在、65のAndroidスマートフォン及び12のiOSデバイスに対応しています。
最新のリストはこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=Qw9LuHHYzRc
ARCoreの弱点とは
ライバルのアップルも同様にARプラットフォーム「ARKit」をリリースしていますが、両者には大きな違いがあります。ARCoreは、各デバイスが個別に対応しない限り、ARCoreを利用できる機種・ユーザーは増えません。
これに対してARKitはiOSと一体化した機能のため、全てのiPhone、iPadユーザーは自動的にこのプラットフォームを利用できます。
但しARCoreのこの欠点は、裏返すと「OSのアップデートなしにAR機能だけを変更できる」という強みだとも言えます。
グーグルはARCoreの弱点を補強すべく、今後も対応するデバイスを増やしていくと見られます。
(参考)Next Reality