GDCが毎年実施しているアンケート調査の結果を発表しました。GDCはサンフランシスコで開催される世界最大のゲーム開発者会議です。本調査はゲーム開発を行っている企業や開発者を対象とし、2024年年末にオンラインで実施されました。
GDCこと「Game Developers Conference 2024」は、米サンフランシスコで開催される世界最大のゲーム開発者年次会議。XRやメタバースに取り組む上で鍵を握るゲームエンジンやツール、ハードウェアなどの注目プレイヤーが集まり、発表や展示、セッションでの知見の共有を行います。
GDCが主催した本調査によると、開発者が最も注目しているプラットフォームは、Meta Quest が63%と最も高く、次いでSteamVR が45%、Apple Vision Pro が26%、PlayStation VR/2 が25%、AppleのスマートフォンベースであるARKit が12%でした。
一方でGDCは、「実際のゲーム開発現場ではMeta Quest(59%)、SteamVR(31%)、PlayStation VR/2(16%)が主要なプラットフォームとなっている」と明らかにしています。
また、「回答者の26%がApple Vision Proを開発プラットフォームとして興味を示しつつも、実際に開発を行っているのは8%程度にとどまっている」とも報告しました。一方で、回答者の18%が「次期開発ゲームをApple Vision Proで展開する予定」と回答。GDC は「これらの質問は年次調査に初めて採用されたため、前年と正確に比較することはできない」とも指摘しています。
なお、本調査での具体的な回答者数は言及されていません。また、このアンケートはGDCの参加者を中心に集計した年次調査であり、世界中のゲーム業界全体をカバーする統計ではないことに注意が必要です。
(参考)GDC公開資料、Road to VR
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