10月18日、サンフランシスコにて開催されたSamsung Developers Conferenceにて、サムスンのGalaxy S8+、Note8スマートフォンが新たにグーグルのARプラットフォーム『ARCore』に対応することが発表されました。
グーグルのARプラットフォーム『ARCore』は今年8月に発表されました。スマートフォンを使い、机の上などに3Dモデルを表示する本格的なARができるようになります。『ARCore』はスマートフォンのカメラを用いたモーショントラッキング、環境把握、明度推定の3つの技術を核としており、高品質なモバイルARアプリをAndroid端末で動作可能にします。
発表時点では対応するスマートフォンは、Google Pixel、Galaxy S8の2機種のみでした。今回、新しく発表されたアナウンスでは、新たにGalaxy S8+とNote 8が対応、またサムスンが今後発表していく新型デバイスも同プラットフォームに対応するとのことです。
先日アップルがiOS 11を正式リリースしたことで、ARプラットフォームARKitが利用可能になりました。iPhoneとiPad向けに様々なiOS対応ARアプリが登場しています。ここにAndroid端末で高品質なARアプリが利用可能になることで、モバイルARアプリ市場の成長はさらに加速すると予測されます。今後の発展に注目できます。
(参考)
The Verge / Samsung partners with Google to bring ARCore platform to Galaxy devices(英語)
https://www.theverge.com/2017/10/18/16499080/samsung-galaxy-google-ar-core-partnership-augmented-reality