2016年にVRゲーム「Wands」を開発したCortopia Studiosは5月末、ゲームデベロッパーのZenz VRを買収し、Cortopiaグループを組織することを発表しました。加えて1,200万スウェーデン・クローナ（約1.5億円）におよぶ資金調達の完了を明らかにしています。
VR/AR開発とeスポーツを加速
Cortopiaは、今年1月にも投資家から248万ドル（約2.7億円）の資金調達に成功していました。今回新たに調達した資金はCortopiaグループのVR/AR研究開発を進め、eスポーツ事業を加速するために使用します。
CortopiaのCEOであるAndreas Skoglund氏は、声明の中で「モバイルARは予想以上の速さで進んでいます。競争力を維持するためには、先端技術を保持しなければなりません」と述べ、「グーグルのARCoreやアップルのARKitがリリースされ、ARコンテンツ制作は今まで以上に魅力的なものとなっています。追加資金調達により、グループの新しい方向性も探していきたいと考えています」としています。
Zenz VRの新タイトル、Wandsのアップデートも期待
Cortopiaの「Wands」はプレイヤーが魔術師になり魔法バトルを繰り広げる対戦型VRゲームです。最近では、一体型ヘッドセットOculus Go（オキュラス・ゴー）とMirage Solo（ミラージュ・ソロ）にも対応しました。
一方のZenz VRは、これまで「HordeZ」「X-Fire VR」「Xion」といったタイトルをリリースしてきました。詳細は不明ですが、現在4タイトル目の制作も進めているとのことです。
「Wands」についてもバージョン1.4へのアップデートが予定されており、新しいCortopiaグループの動向が期待されます。
（参考）VRFocus
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