クラスター株式会社は、自社メタバースプラットフォーム「cluster」において、Googleの広告システム「Google Ad Manager」のシステムを活用した広告配信の実証実験を開始します。本実験は2024年7月6日より開始され、初期の広告パートナーとしてAbemaTVが参加します。
日本発メタバースプラットフォームのcluster、広告の効果検証へ
クラスターは2015年創業。メタバースプラットフォーム「cluster」を開発・運営しており、日本国内における大規模プラットフォーマーとして知られています。
今回の実証実験では、clusterのロビーで広告掲載を行い、その効果を計測・検証します。7月末まで実施され、広告効果の分析結果は、今後のメタバース向け広告の最適化に向けて活用されるほか、広告配信の可否を含む多方面からの調査・検証を進め、新たな知見を業界に還元することを目指します。
(スマートフォン版「cluster」での広告表示イメージ。画像: クラスター)
メタバースにおける広告表示の事例として、毎日7,150万人のユニークユーザーが来訪するゲーム/ソーシャルプラットフォーム「Roblox」では、ブランド広告がユーザーにポジティブに受け入れられていることが示されています。
また、日本国内の企業動向としては、博報堂DYグループのデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)が、2023年にメタバース/XR領域の広告事業を展開するARROVAを設立。また電通グループがRobloxとのパートナーシップ契約を締結するなど、徐々にメタバースと広告配信を融合させる動きが活発化しています。
(参考)クラスター