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企業動向 2026.11.02

声を出さずに文字入力可能なスマートグラス「Subvocal」発表、開発企業が130万ドル調達

10月31日、スマートグラス「Subvocal」の開発企業Subvocal Companyが資金調達を発表しました。調達額は130万ドル(約2億410万円)。出資したのはY CombinatorとAfore Capitalです。同時に製品の予約受付も始まりました。

Subvocalは、声を出さずに文字を入力するためのメガネ型デバイスです。発話に使う筋肉の動きを、肌に触れずにセンサーで読み取ります。ユーザーは、ほとんど見えない程度に口を動かすだけ。その動きを毎分200語を超える速さでテキストに変換します。カメラは使いません。メッセージやメモの作成、AIへの入力を用途として想定しています。

開発は、3月に参加したハッカソン「Stanford TreeHacks」から始まりました。顔に筋電センサーを貼り付けて実験を開始し、声を出さずにアルファベット26文字を発音したデータで、モデルを学習させました。文字の識別精度は24時間以内に80%に達しています。

その後、チームは筋電、動画、IMU、RFの4方式を比較しました。筋電は肌への接触が必要で、使うたびに精度がぶれやすい方式です。動画は唇しか映らず、PとBのように見た目が似た音を区別できません。IMUは顔全体の動きしか捉えられず、多数の単語の識別には不向きでした。採用したのはRF。電波は空気中を伝わるため、肌に触れずに皮膚の下の動きまで捉えられます(※IMU:動きや傾きを測るセンサー、RFは電波を使った計測方式のこと)。


現在のプロトタイプは、初めて使う人でも1分間の調整で連続した発話を読み取れます。単語の正答率は85〜92%です。

予約は米国限定。早期価格は499ドル(約7万8343円)で、通常価格は699ドル(約10万9743円)です。予約時に199ドル(約3万1243円)のデポジットを支払う仕組みです。残りの300ドル(約4万7100円)は後日の支払いとなります。デポジットは最終支払いの前なら全額返金されます。出荷開始は2027年第1四半期の予定。出荷にはFCCの承認が必要です。度付きレンズは追加料金のオプションとして用意されます(※FCCは米国の通信機器を認証する機関)。

Subvocal 詳細

製品名 Subvocal
早期価格 499ドル(約7万8343円)
通常価格 699ドル(約10万9743円)
デポジット 199ドル(約3万1243円、最終支払い前なら全額返金)
出荷予定 2027年第1四半期
予約対象地域 米国のみ
オプション 度付きレンズ(追加料金)
公式サイト https://subvocal.company/preorder

参考

https://x.com/AarushYadav47/status/2116198463847408066

https://x.com/AarushYadav47/status/2116646185180217432

https://subvocal.company/preorder

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