6月12日、西安市人民政府事務局は、XR映画産業の発展を支援する新たな意見を発表しました。この施策は、同市の文化や技術、人材の強みを活かすものです。西安市を全国的なXR映画産業の重要拠点にすることを目指します。伝統文化とXR映画技術の融合を進め、産業全体の競争力を高める方針です。
同市は2028年までに、XR映画産業基地や技術革新センターなど、5つの拠点を建設する計画を掲げました。さらに、年間売上高が1億元を超えるXR端末製造企業を2社育成する予定です。全国には、西安市の企業が主導する、XR技術を活用した映画館を300館以上建設します。これにより「映画館、観光、知的財産」を組み合わせた複合的な商業生態を構築し、放映市場の確立を目指すとのこと。また、既存の映画館をXR映画用に改造する取り組みへの支援も行われます。
技術面では、重量150グラム未満で単眼8K以上の解像度を持つ超軽量ヘッドセットの開発を支援。高規格なコーデックや空間音響、LEDバーチャル撮影などの核心技術の開発も行われます。また、中国語に対応した映画用AI大規模言語モデルの訓練を進め、脚本制作や動画分析の自動化を図る方針です。
コンテンツ制作では、最新技術を用いて秦の始皇帝陵などの歴史的遺産をバーチャル空間にデジタル再現すると発表。観光地や商業施設、大学などに体験センターを配置し、自由に歩き回れる大空間XR体験プロジェクトも展開する計画です。また、市場の活性化に向けて、消費券の配布や学生への補助を行う予定です。定期的に開催される「西安国際バーチャルリアリティ映画周」を通じて優れた作品を表彰します。
