グリーホールディングス株式会社は2026年5月13日、2026年6月期第3四半期の決算説明会を開催しました。当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高384億4,400万円、営業利益24億2,000万円です。
VTuber事業の四半期売上高は過去最高を更新し、収益性の改善により営業利益は前四半期比62%増と大きく伸長しました。売上・利益ともに見通しは下回ったものの、堅調な推移となっています。
2026年第3四半期のVTuber事業全体の業績は、売上高22億9,000万円(前年同期比6%増)、営業利益3億3,000万円(同8%増)でした。VTuber事業はプラットフォーム事業(REALITY)とプロダクション事業(REALITY Studios)の2つで構成されています。
アバター姿で配信できるプラットフォーム「REALITY」を運営しているプラットフォーム事業は売上高17億6,000万円(前年同期比1%減)、営業利益4億9,000万円(同8%増)となりました。売上高は想定を下回ったものの、利益率は27.9%と20%台後半の高水準を維持しています。
VTuberが所属するプロダクション事業は売上高5億4,000万円(前年同期比43%増)と高成長を維持しました。季節商戦の反動を受けながらも前年同期比では大きく成長しており、2026年下期中の単月黒字化達成に向け順調に進捗していると説明されました。
なお、同四半期中にはメンズアイドル大手のRINDO Entertainment株式会社との事業提携も実施しており、事業規模が着実に拡大しています。
2026年第4四半期の業績見通しは、売上高27億9,000万円(前年同期比34%増)、営業利益6億5,000万円(同523%増)を見込んでいます。中期目標として、プロダクション事業の2027年からの通期黒字化を軸に高成長を目指す方針です。
また、今回の決算発表では、同四半期中にREALITY株式会社を通じてVTuber・メタバース事業を展開するBrave groupへの追加出資を実施し、同社の筆頭株主となったことにも触れられました。Brave groupは「ぶいすぽっ!」などの有力VTuberプロダクション・タレントを擁し、業界内3番手に位置する企業です。
グリーはBrave group創業初期より出資を重ねており、今回の追加出資によってVTuber領域における戦略的パートナーシップを一層強化するとしています。追加出資の背景について、決算説明会の質疑応答で同社は「VTuber市場そのものがさらに拡大していくという確信が深まった」と述べています。





