アイウェア大手EssilorLuxottica(エシロール・ルックスオティカ)は4月22日、2026年第1四半期(1〜3月期)の決算を発表しました。グループ全体の売上高は71億2,700万ユーロ(約1兆293億円)で、前年同期比10.8%増(固定為替レートベース)。3四半期連続での2桁成長となりました。
今期の成長を特に後押ししたのが、AIスマートグラス「Ray-Ban Meta」の新光学モデルです。従来のサングラス型に加え、処方レンズに対応した「オプティカルファースト」スタイルの新モデルが好調なスタートを切りました。需要は実店舗・ECの双方で拡大しており、複数地域の業績を支える柱となっています。
地域別では、北米が前年同期比12.5%増の31億2,500万ユーロ(約4,511億円)を記録しました。AIスマートグラスカテゴリーでのRay-Banの大幅な伸びが貢献しています。欧州・中東・アフリカ(EMEA)は9.5%増の27億3,800万ユーロ(約3,949億円)でした。AIスマートグラスの流通拡大が進む一方、対応していない店舗がまだ半数以上残っており、今後の伸びしろも残っています。
アジア太平洋地域は9.8%増の8億7,400万ユーロ(約1,260億円)。インドではAIスマートグラスへの需要が特に強く、フレームカテゴリーの成長を牽引しました。中南米は6.7%増の3億8,900万ユーロ(約561億円)で、メキシコとブラジルでもAIスマートグラスが販売を支えました。
会長兼CEOのフランチェスコ・ミッレリ氏と副CEOのポール・デュ・サイヤン氏は、3期連続の2桁成長がグループ戦略の強さと実行力を示すものだとコメント。ウェアラブル製品の好調や近視管理プラットフォームの継続的な成長を、今期の主な成果として挙げました。
長期見通しとして同社は、今後5年間にわたり固定為替レートベースでの安定した売上成長と、それに概ね連動する調整後営業利益の成長を目指すとしています。


