3月12日、AR・空間コンピューティングソリューションを提供するBlipparは、「Plattar」を買収したと発表しました。Plattarは3Dプロダクト設定およびARコマースプラットフォームを手がけています。買収後、Plattarは同社の完全子会社として運営されます。
Plattarはオーストラリアとニュージーランドを拠点に事業を展開しています。ブランドがデジタルチャネル上で製品をインタラクティブに表示できるエンジンを提供しており、小売・不動産・製造・ECなどの分野で実績があります。Blipparによると、Plattarは既存市場で確立された顧客基盤を持つ黒字事業です。
今回の買収は、業界特化型のARプロダクトを構築し、グローバル市場向けにスケーラブルなソリューションを届けるというBlipparの戦略の一環となります。新たにCEOに就任したフィリップ・ウォルター氏は「Plattarは補完的なプロダクトと経験豊富なチームを持っている。両社のプラットフォームと専門知識を組み合わせ、実用的でスケーラブルなARを提供する基盤を強化する」と述べました。
買収後も、Plattarの日常業務・チーム体制・既存顧客へのプロダクト提供に変更はありません。PlattarのCEOであるルパート・ディーンズ氏は引き続き同社を率いるほか、Blipparグループ全体のAR製品ポートフォリオ拡大にも携わります。ディーンズ氏は「Blipparの一員となり、グローバルARプラットフォームの支援と規模を得て、製品開発の加速と国際展開を進められる」とコメントしています。
Blipparはこの1年で、バンガロールに新たな開発拠点を設立したほか、ロンドンのウォータールーにグローバル本社を新設しました。今回の買収により、PlattarはBlipparの国際的なARエコシステムやAI技術へのアクセスも得られるとのことです。

