Googleは、スマートグラス向けUIデザイン言語「Glimmer」の詳細を公開しました。同デザイン言語は、近日登場予定のAndroid XRに対応したAIグラスと、将来のARグラスのインターフェース設計に向けて策定されたものです。
スマートフォンの画面はコンテンツで全面を埋めますが、スマートグラスのディスプレイは大きく異なります。Googleによると、スマートグラスの使用可能な表示領域は非常に狭く、常に現実世界と重なった状態で表示されます。そのためGlimmerでは、塗りつぶした矩形ブロックではなくアウトラインを積極的に活用し、メニューはシンプルな構成にとどめることが推奨されています。
Googleはスマートグラスのディスプレイを「使用者が意識を向けるスペース」と位置づけています。スマートフォンのように長時間見続けるものではなく、日常の中で瞬時に情報を確認し、すぐ現実世界へ視線を戻す使い方が前提です。
視認性の確保も重要な課題です。透過スクリーンは背景が常に変化するため、Googleは強めのコントラスト、太いフォント、広めの字間を使うよう推奨しています。フォントにはSans Flexが適切な選択肢として挙げられています。色については、彩度を高めすぎると透過画面では色が飛んで見えるため、彩度より輝度(明るさ)を重視する設計指針が示されています。
加えて、スマートグラスは軽量化が求められるデバイスであり、電力と発熱の制約が大きくなります。Glimmerでは点灯するピクセル数を最小限に抑え、一時的なメッセージ表示や動きのある演出を減らすことで、限られたバッテリーと熱設計の範囲内に収めることが求められています。
Googleは、GlimmerはARグラスの見た目の好みだけで設計するものではないと説明。限られた表示領域、変化し続ける現実世界の背景、視認性、電力制約といった、実際の課題に対応するための設計指針と位置づけています。詳細はGoogleが公開しているGlimmerのガイドラインで確認できます。
参考
Google Design
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