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業界動向 2026.03.09

VRの”カクつき”を減らす新機能「FrameSync」 Meta Questに順次導入 開発者の対応が必要

Metaは、Meta QuestのOSであるHorizon OS向けに新しいフレームタイミングアルゴリズム「FrameSync」を導入すると発表しました。

VRアプリの高度化により、描画負荷の変動によるフレームのカクつきや不快感が課題となっていたのに対し、FrameSyncはこの問題に対処するためのアップデートです。

これまでのMeta Horizon OSは「PhaseSync」を採用していました。PhaseSync はヘッドポーズの遅延を最小化するために3つの動作モードを切り替える設計です。しかし、フレームタイムが不安定な場面や低フレームレートのアプリでは、安定性に限界がありました。

FrameSyncはこれらのモードを統合し、統計的な予測システムを採用します。より安定したフレーム制御が実現されます。

改善点は主に3つあります。1つ目は、フレームペーシングの安定化による映像の滑らかさの向上です。動作中のカクつきや乱れが軽減されます。2つ目は、連続したストールフレームの削減です。連続するフレームを表示する際に前のフレームが残ると不快感につながりやすく、FrameSyncはその頻度と連続数を抑えます。3つ目は、モーション遅延の低減です。頭や手の動きへの映像の追従が速くなり、操作の即応性が高まります。

FrameSyncは2段階でに展開されます。現行のv201では開発者向けテストが可能です。v203からはMeta Horizon Storeの全アプリでデフォルト有効化される予定です。開発者がテストする方法は2通りあります。ADB(※端末とPCを接続して操作するためのツール)ターミナルからコマンドを入力する方法と、AndroidManifest.xmlにメタデータを追記する方法です。パフォーマンス負荷が高いアプリや、フレームタイムが不安定なアプリは早めのテストが推奨されています。

FrameSyncの導入のリスクとして、CPUおよびGPUの使用率が増加する場合があります。バッテリー消費や発熱への軽微な影響も想定されます。問題が生じた場合に備え、オプトアウト(無効化)の手段も提供される予定です。フィードバックをMeta Horizon Developer Forumで受け付けています。

また、PTC版(公開テストチャンネル)を実際に試すには、事前の登録が必要となります。詳細はMetaの公式サイトを確認ください。
https://www.meta.com/ja-jp/help/quest/1459445231070050/?srsltid=AfmBOooCoYfPJSagHGn2MjefuN3bAEKvtbnk-QqGwOp1bvzWcJrQWC6u

参考

Meta Blog

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